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華原朋美、浜崎あゆみ……40代アーティストの体型変化に感じる“ルッキズムからの解放”

文=田口るい
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テレビ番組の企画で7キロの減量に成功した、歌手の華原朋美(46)。「全然痩せてない」という声もあったが、彼女は2019年に第一子を出産したばかり。40代半ば、しかもたった2カ月で7キロも痩せたなんて、やっぱりすごくないか? (画像は本人公式Instagramより)

 歌手の華原朋美(46)が6月24日放送の『アウト×デラックスSP』(フジテレビ系)に出演。ダイエット企画にて2カ月で7キロの減量に成功したことについて、さまざまな反響が寄せられている。

 同番組で華原は、2カ月という期限を設けた上で、ホットヨガや筋トレなどさまざまなダイエットに挑戦。しかし、ダイエット中にもかかわらずラーメンを食べたり、ホイップクリームたっぷりのドリンクを飲んだりするさまが面白おかしく描かれていた。

 その後、ダイエットが終盤に近づくにつれてやっとやる気を出した華原は、鶏のササミを中心とした食生活を送るなどして、マイナス7キロのダイエットに成功。以前に比べてややスッキリした姿で、スタジオにてオーケストラをバックに自身の大ヒット曲「I’m proud」「I BELIEVE」を披露した。SNSでは「相変わらず歌うまい」「昔よりも歌唱力がアップしてる気がする」と絶賛の声が上がった一方、「全然痩せてない」「甘えすぎ」といった体型への指摘も散見された。

 今回の華原のダイエット企画について、小学校低学年の男児を育てるある女性ライターはこう語る。

「華原は2019年8月、45歳の時に第一子となる男の子を出産し、シングルマザーとなっています。もちろん個人差はありますが、産後はただでさえ痩せにくく、ましてや40代半ばともなれば代謝機能はどうしても落ちてしまいます。彼女のような年齢で痩せることは、並々ならぬ努力が必要なのです。

 にもかかわらず、華原はたった2カ月で7キロも痩せてみせた。これは本当にすごいことだと思います。しかも番組で彼女は、ダイエット開始後もラーメンを食べたり高カロリーの甘いドリンクを飲んだり、カニ料理店でカニ7人前をたいらげたりしていましたよね。もちろんテレビ的な演出はあるでしょうが、そんな食生活を送っていたにもかかわらず、その後はダイエットモードにしっかりと切り替え、見事に痩せることができた。私の見る限り、基本的に彼女はプロ意識が高い人なのではないかと思います。

 また、彼女が22キロのバーベルを軽々と持ち上げたり、公園のターザンロープをスイスイ登ったりする姿も映っていましたが、同じことを40代半ばでできる女性はそれほど多くはないでしょう。こうしたところを見る限り、体力も十分あるようですし、本気を出せばすぐにでも痩せられるんじゃないでしょうか。とはいえ、ラーメンやカニを食べていた時の華原は本当に幸せそうでしたし、歌声だって全盛期に負けない音域をキープしている。歌手なら歌声で勝負すればいいわけですし、本人が自分の体型に納得さえしていれば、無理に痩せることもないと思いますけどね……」

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かつて「女子高生のカリスマ」と呼ばれた浜崎あゆみも42歳。以前から体型の変化を指摘されることが多かったが、2度の出産を経ればいたしかたのないこと。平成を代表する歌姫である華原朋美も浜崎あゆみも、もう40を超えた母親なのだ。(画像は、2021年4月8日にavex traxから発売されたアルバム『A BALLADS 2』のジャケット)

若かりし頃におのれを縛ったルッキズムから解放された浜崎あゆみの現在の姿

 華原と同じく40代でシングルマザーとして出産を経験しているのが、浜崎あゆみ(42)だ。浜崎は2019年末に第一子を出産し、2021年5月に第二子を出産していたことを発表しているが、ここ数年は体型の変化が指摘されることが多かった。

「浜崎は以前から『ライブやテレビ出演時とインスタグラム投稿の体型がまったく違う』などと指摘されています。ただ、誰しも加齢とともに体型が変わるのは当たり前ですし、妊娠・出産を経験していればその傾向が強くなるのもいたしかたないこと。

 浜崎は雑誌『ViVi』2017年6月号(講談社)で、自身の全盛期について、『とにかく誰もやっていない髪型を一番最初にやるとか、新作バッグを誰よりも早くGETするとか、少しでも目が大きく見える自分なりのアイメイクの方法を試してみるとか……そういう表面的なことが人に共感されたり、憧れてもらえたりすると思っていて、そこにフォーカスを当て過ぎてた時期があった』『あの時、実はちょっと無理してたなっていうのが見え隠れする』などと振り返っており、“国民的歌姫”としてトレンドを発信していた自身のルックスに、自分自身が縛られていた様子も感じられます。

 ここ数年の彼女は、確かに全盛期とはルックスが変わっており、当時の彼女に憧れを抱いていたファンのなかには、それに落胆している人もいるようです。とはいえ、彼女がそれでもなお歌手として活動し続け、ゴマカシがきかない生のライブも精力的に行っているのは、若かりし頃に感じていたルッキズムから徐々に解放されてきたことの表れなのかもしれませんね」(女性誌ライター)

 もっとも売れていた10〜20代の頃は、誰もがうらやむ完璧なルックスで、アイドル的な人気を誇っていた華原朋美や浜崎あゆみ。当時は、彼女たちが“太っている姿”など誰も想像しなかったに違いない。しかし、彼女たちも歌手である前にひとりの人間であり、当たり前に年を取っていく。そんな彼女たちが中年を迎え、見た目や体型を気にしない生き方を選択するならば、それを素直に応援してみてもよいのではなかろうか。

(文=田口るい)

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