切り餅訴訟、知的高裁での判決文が面白い – 知的財産高等裁判所HP(3月22日)
知財高裁で行われた「切り餅」特許権侵害事件控訴審終局判決。文中「民事訴訟法は,迅速かつ公正な手続を実現するため,攻撃防御方法について適時提出主義を採用し」以降はこの手の特許関連訴訟を見る上でとても重要な指摘なのではないかと。訴訟の発生から相互の利害得失に絡む部分の見解と整理が極めて秀逸。なるほどねえ。
「警察は危機意識ない」ストーカー規制法改正を 被害者遺族が要望書 – MSN産経ニュース(4月8日)
酷く辛く、重いお話ではあるのですが。重大事案というのは必ず何らか予兆があるものでして、誰かを傷つける、と自分の人生を賭けて行動に起こすには、その人に対する何らかの思い入れと、周到な計画と、逡巡を打ち破る決意とが必要なのです。ストーキング中、っていうのは、犯罪を犯そうと決意を固める過程に発生する「予兆」であるのだとすると、考え方もまとまろうかと思うわけですが。
ケンドーコバヤシの漆黒の闇 – てれびのスキマ(4月8日)
緩く書かれてはおりますが、実に重要な指摘をケンドーコバヤシはしていると感じます。詳しくは、この記事の叙情を余すところなく掴み取っていただければと思いますが、女というのは恋愛に生きる不合理な存在だったとしても、さまざまな経験を経て彼は傷つき、どこへ向かっていこうというのでしょう。ただ、彼女ができるだけ彼は幸せじゃないのかと感じてしまうんですけど。
当社株式の監理銘柄(確認中)指定見込みに関するお知らせ – プリヴェ企業再生グループ株式会社HP(3月30日)
プリヴェ企業再生グループ株式会社のIRが文学的で素敵。相変わらず素敵なプリヴェ企業再生グループなんですが、上場廃止に緩やかに追い込まれてゆく過程の断末魔のような、それでいて事務的に「上場を維持していくため、審査の申請に向けて、最大限取り組んでまいる所存であります」と語る姿勢が大好きです。まあ、いままでさんざんいろんなことをされてきたわけですから、この辺が潮時なんじゃないかと思うのですけれども…。
山水電気、民事再生法の適用申請 負債総額2.4億円 – Yahoo!ファイナンス
東証一部の山水電気が……売上が1000万きりそうになって消費税を払わなくていい一部上場企業になりそうだった山水電気が…….たったの負債総額2億円たらずで民事再生ですか… 誰も救わないのか、一部上場の山水電気を…… 全額喰らってもせいぜい2億なんですぜ。どうなっているんでしょう、我が国の東証一部。
哀悼、中央ジャーナル福田法弘社主へ遺した糾弾は任せて下さい – 敬天新聞(4月3日)
敬天新聞が何故か盛り上がっています。うーん、良く分かりませんが、何事かネタでも残したままだったのでしょうか。追悼の会があるそうですが、もう少し良いところで開催されては、と思ったのは私だけですね、すみません。しかし、いろんなところで世代交代が進んでいくのですねえ。
太陽電池部材が最安値 欧州の政策縮小響く – 日経新聞(4月6日)
環境先進国と言われ続けてきたドイツが、太陽光発電を含む発電電力の買い取り価格をついに大幅に引き下げたこともあり、太陽電池市場が急縮小ということで、倒産は出るわ安値攻勢をかけていた中国企業の不祥事は囁かれるわで凄いことになっております。何というか、電力のように公共性が強く寡占企業での価格統制が利く世界は、どうしてもこの手の市場原理に基づかない調整ひとつで大混乱になるのですねえ。
Sharp slowdown in US jobs growth – FINANCIAL TIMES(4月3日)
アメリカの雇用情勢、言われていたほど良くなかったよという結論に至り、いわゆる金融緩和バブルの結果としての景気回復って、実は弱々しいものだったんじゃないかと認識が逆戻りで微妙な情勢に。新規失業保険申請件数は減ったものの、3月の雇用増は予測を大きく下回るというのは結構ショッキング。金融緩和で市中に出て行ったマネーはどこへ消えてしまったの?