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ぐっちーさん(投資銀行家、コラムニスト)

堂々と乗客の命を危険に晒すスカイマーク、ついに国交省が...

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トンデモ文書で話題のスカイマーク。LCC競合他社が
騒動に火をつけたとの噂も。
(「ウィキペディア」より)
モルガン・スタンレーなどを経て、現在は投資会社でM&Aなどを手がける投資銀行家であり、「AERA」(朝日新聞出版)、「週刊SPA!」(扶桑社)で"過激な"コラムを連載しているぐっちーさん。あまりの過激さゆえテレ東を"出禁"になってしまったぐっちーさんが、トンデモ文書ばらまきで話題のスカイマークからユーロ危機まで、日本のメディアでは報じられない"常識"をお届けする。

 今回もあれやこれやでございました。

 しかし、何といってもやってくれたスカイマーク。

1.スカイマーク

苦情窓口問題、スカイマークが文書回収 消費者庁に謝罪 - 朝日新聞デジタル(6月7日)

 どうやら、私のブログが一番初めに取り上げたらしく、

スカイマーク......頭は大丈夫か? - THE GUCCI POST(5月25日)

書いた直後は平常通りだったのですが、数日後からアクセスが急増、一日16万人を超え計算不能になりました(笑)。「スカイマークの予約を取ろうと思ってググッたら、お前のブログが出てきて驚いた」とか、妙な反応も頂いています。

 で、結末は、「最後の文句があるなら消費者センターに行け」の部分がお怒りに触れ、謝罪という結果に。もちろん同社の飛行機に乗るか乗らないかは皆さまの自由。しかし、これ、どうみても安全運航義務違反の内容を含みます。

 航空会社のキャビンアテンダント(CA)は、当然保安要員でもあるのですよ。例えば「3.ネイルアートも自由」なんて書いてありますが、各社とも「女性の爪は短く」と指導している。そりゃそうで、緊急着水した時にロフトが空気で膨らんで降りる仕組みになっていますね。乗客はすべての荷物を機内において脱出することになる。なぜなら、荷物でロフトに傷がついて、「ぷしゅ~」なんて空気が抜けたら使えなくなるでしょ?

 で、当然女性の爪も危ないのよ、長いと。

 これがネイルアートまで自由にさせたら、緊急脱出時のロフトにその爪で穴が開くリスクはすごく高い。

 さらに酸素マスクが降りてくるような事態、つまりなんらかの理由で機内の酸素が抜けていくわけだが、皆さまに与えられた時間は何秒あるとお思いか?

 15秒です。これで万事休す。この15秒に子供などすべての人に酸素マスクを装着させねばならない。ネイルアートなんぞ邪魔になってしまい、「乗客のヘルプをはなからしない」と宣言しているようなものですよ、これは。

 それから「5.私語は自由だ」と書いてありますね。この航空会社、ただでさえ英語のできないCAが多く、外国人パイロットとのコミュニケーションが取れない、と一度国土交通省から注意を受けたことがあります。

 CAは離着陸時には私語をつつしみ、キャプテンの緊急通報に備えるとともに、外を見て機体に異常がないか、などを観察するという重要な役割があるのです。飛行中ももちろんですね。それをしない、といっているんですから、いやはや、安全運航義務違反もいいところ。

 そりゃ、びっくりしましたよ。あのバス事故みたいになってからでは、遅いと思いますけどね......。