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じゃらんとホットペッパーの顧客取り込み殴りこみ!

リクルートがECサイトに殴りこみ! 塗り替わるEC業界

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こ、混浴…いいな。(「じゃらんHP」より)
 リクルートホールディングス(HD)は2013年3月にもインターネット通販事業に新規参入する。衣料品や家電、食料品などの小売店が出店するショッピングモール型のインターネット(仮想)商店街の運営に乗り出す。

 立ち上げるサイトは「ポンパレモール」。リクルートHDの子会社で、宿泊予約サイト「じゃらんnet」などを運営するリクルートライフスタイル(東京・千代田)が運営主体となる。サービスイン当初は、約500店で営業を始める予定だ。

 利用者には、購入金額3%分のポイントを付与、楽天などの競合サイトより1~2ポイント高くし、追撃の武器とする。年間延べ6000万人が利用する旅客予約サイト「じゃらん」、同4000万人の飲食情報・予約サイト「ホットペッパーグルメ」など、傘下の7サイトとはポイントを共通化する。

 出店者から受け取るシステム利用料は売り上げの2.5%に設定し、楽天の半分の水準に抑える。後発のため、ポイントもシステム利用料も他社より有利な条件にした。

 通信販売とはカタログ、テレビ、ラジオ、新聞、折り込みチラシなどに商品の広告を出し、消費者から電話、FAXなどで注文を受け付け、商品を宅配便で送り届けるビジネスをいう。近年では、インターネット通販が拡大してきた。

 経済産業省の調査によると国内の消費者向け電子商取引(ネット通販)の市場規模は、11年に前年比8.6%増の8.5兆円となり、4年間で1.6倍に増えた。百貨店売り上げの6.8兆円を大きく上回り、コンビニエンスストアの8.1兆円を追い抜く規模に成長した。

 小売業全体に占めるネット通販の比率は2.8%。米国では5%以上で、市場の拡大の余地は大きい。特に、医薬・化粧品、ファッション、アクセサリー、食品のネット販売が対前年比で20%以上の伸びを示している。

 ネット通販にはアマゾンジャパンのように自社で仕入れる方式と、楽天のようにネット商店街をつくり小売店の出店を促す方式がある。

 00年11月、日本市場に参入したアマゾンジャパンは、書籍・雑誌のネット通販からスタート。ファッション、家電、食品など幅広い商品を扱う総合ネット通販に急成長した。商品点数は約5000万点。業界紙の「通販新聞社」は、同社の年商を約4800億円と推定、ネット通販業界のトップを独走している。

 楽天が運営する「楽天市場」の年間取扱高は11年、初めて1兆円を超えた。97年の開設以来、5000億円を達成するまでに10年かかった。1兆円はその4年後の11年に達成、勢いを増している。楽天の次の目標は取扱高10兆円である。

 リアル店舗に置き換えるとアマゾンは総合スーパー型、楽天はショッピングモール型となる。これならわかりやすい。