NEW
知人に相談すればバカにされ、離婚調停でもスルー

離婚、うつ、死亡事件まで発生…DV妻に苦しむ男が急増中!?

【この記事のキーワード】

,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

尼崎連続変死事件について報じる
「FLASH」(光文社/11月20日号)
 今、ニュースやワイドショーを賑わせている事件といえば、尼崎市の殺人事件。64歳の被告女性は、自宅に監禁部屋を設置して被害者たちに暴行を繰り返し、周囲に複数の行方不明者がおり、大量殺人事件の可能性、といったショッキングな内容が、日々伝えられている。
 
 子どもを虐待死させる母親や婚活殺人など、女性による事件報道に触れるにつけ、か弱い女性たちの中にも暴力的な面が潜んでいると実感せざるを得ない。

 しかし、事件として大きく報道される事態に至らないまでも、普通の家庭で女性が男性に暴力をふるうケースが意外に多いことをご存じだろうか?

●女性が加害者になるDV

 2011年6月、三重県で内縁の夫(44歳)に妻(40歳)が暴力を振るい、外傷性の出血性ショックで死亡させるという事件が起こった。死亡した夫の全身には暴行の痕跡が多数あり、妻による継続的な暴力を物語っていた。DVというと男性から女性に加えられるものというイメージが強いが、この事件のように、最近、女性によるDVの問題が徐々に浮上しつつある。

 では男性のDV被害者がどれくらい存在するのかというと、調査する機関によって数字にばらつきがあるため、「これくらいの割合」と言い切るのが難しい。

 11年度に配偶者暴力相談支援センターに寄せられた、DV相談における男性被害者の割合は約1%程度。しかし、男性にはDV被害を隠そうとする傾向があるため、この数字は氷山の一角だという。また、10年度に横浜市が「配偶者からの暴力に関する調査及び被害実態調査」を行った結果によると、DVの被害経験は女性が全体の43%、男性は42%と、ほぼ同率となっている。
 
 さらに「DV被害を理由に離婚相談する人」の男性の割合は、4分の1〜3分の1に上ると話す離婚カウンセラーや弁護士もおり、いまひとつ正確なデータがつかみ切れていないのだ。

●闇に葬られる女性DV

 女性によるDVは、男性のそれに比べて周囲にわかりにくく、被害が進行するまで放置されがちなのが特徴だ。身体能力に優れ、経済的に恵まれがちな男性は、DV被害に遭ってもなかなかその事実を口にしたがらないためである。また、男性側に「女性は力が弱いからやり返してはいけない」という倫理観があるため、DVを我慢し続け、被害を深刻化させてしまいかねないのだ。

 前出の横浜市の調査でも、DV被害者の女性の28%が、周囲の人に相談していると答えているのに対して、DV被害者の男性が誰かに相談をした割合は、わずか8%にすぎなかった。

 「女性に暴力を受けるなんて、男として恥ずかしい」
 「女にやられてるなんて情けない」

とDVを隠したり、周囲に助けを求められなかったりした結果、悩みを一人で抱え込み、自殺や精神疾患という悲劇に至るケースも少なくない。また、相談をしても周囲が被害を認識できないため、心ない言葉で心の傷を深めてしまう可能性もあるのだ。

●話してもわかってもらえず……

 会社員のAさん(30代)は、自身の経験を次のように語る。

「不況で僕の収入が落ちてから、妻は暴力を振るうようになりました。殴る、蹴る、物を投げつけるといったDVが、週に1~2回はありましたね。興奮した妻を言葉で説得するなんて不可能でした。殴られても蹴られても、僕は女性に手を上げられず無抵抗のまま……。

 思い切って友人に相談したら、笑いながら言われたんです。

 『嫁にやられっぱなしって? お前、かなりイタイやつだなぁ』

『言わなければよかったのに日記』


DVに遭ったらすぐに誰かに言うべき

amazon_associate_logo.jpg