NEW

住宅で発電のソフトバンク、発電効率世界一のシャープ…太陽光発電ビジネスの現状と課題

【この記事のキーワード】

, ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

post_1317.jpg
昔から頑張ってます。
(「シャープHP」より)
 2012年7月から、再生可能エネルギーを用いた電気を買い上げる「全量買取制度」が開始され、全国のさまざまな企業がメガソーラー発電事業に乗り出した。そして、制度開始から半年を経て、太陽光発電ビジネスを取り巻く環境には、変化の兆しが見えてきている。

●4月以降に運転開始した太陽光発電設備の合計が約140万kWに ~メガソーラーは59カ所が運転中 ー 家電Watch(12月17日)

 資源エネルギー庁の発表によれば、12年4月〜11月までの7カ月間に運転を開始した再生可能エネルギーは144.3万kW。うち、9割以上を太陽光発電が占めている。また、太陽光発電の中でも住宅用は103万kW、メガソーラーなどの非住宅用が37万kW導入されており、年度末までには合計で200万kW程度にまで伸びる見込みだ。天候などに左右されるものの、太陽光パネルによって、この1年間に川崎市にある東扇島火力発電所の発電量とほぼ同じ発電設備が誕生したこととなる。

 日本全体の発電量から見れば、まだその割合は小さいが、その熱が高まりつつあることは確かだ。

●0円でソーラーパネルが設置できる、ソフトバンクの「おうち発電プロジェクト」の仕組みとは? ー 家電Watch(12月21日)

 太陽光発電推進の旗振り役として「2020年までに太陽光発電で1億kW、風力・地熱発電で5000万kW」の公約を掲げてきたソフトバンク・孫正義社長。その取り組みは、ビジネスジャーナルでも「社運をかけるエネルギービジネスは結局パフォーマンス先行!?」として伝えている通りだ。

 しかし、全量買取制度が開始され、最近は孫社長の太陽光発電に対する取り組みがあまり聞こえてこない。まさか、もう飽きてしまったのか? と訝しんでいると、飛び込んできたのが「おうち発電プロジェクト」のニュースだ。

 一般住宅の屋根を借りて太陽光発電システムを設置するこのプロジェクト。住宅所有者は、売電収入の15%が毎月還元され、20年の契約期間終了後には発電設備を無償譲渡してもらえる。また、ソフトバンクの携帯電話ユーザーならば、基本使用料が無料になる割引プランも用意されている。ただし、10年以内に解約した場合、9万8000円解約金がかかるため注意が必要だ。担当者によれば、今回は1000棟限定のトライアル企画だが、この方法がうまくいけば、さらに事業を拡大していく計画だという。

●太陽光発電のコストを5分の1に、エネルギー変換効率40%への挑戦 ー ITメディア(12月12日)

 連日悪いニュースしか耳にしないシャープ。しかし、その裏では、技術者たちによる太陽光パネルのイノベーションが行われているようだ。これまで太陽光から電力を生み出す際の発電効率は15~20%であり、この効率化が課題となっていた。今回、同社が新しく開発した太陽光パネルの発電効率は従来の2倍となる37.7%。現段階で世界最高の発電効率となっている。

一時は、「ソーラーパネルのシャープ」とさえ謳われたが、そんな評価も今は昔。現在では中国をはじめとする海外メーカーの後塵を拝するありさまとなっている。しかし、最先端の技術力では、まだまだ負けていないことを証明したニュースだ。

●太陽電池メーカー「YOCASOL」 民事再生を申請 福岡 ー MSN産経ニュース(12月1日)

 だが、太陽光発電を取り巻くのは、景気のいい話ばかりではない。福岡の中堅太陽電池モジュールメーカー・YOCASOLが11月29日に破綻した。ピーク時の2009年からわずか3年で売上高は6分の1に減少、25億円の負債を抱え、自力再建を断念することとなる。

 欧州で太陽電池市場が失速し、太陽光パネルは世界的に供給過剰状態。2011年から1年余りで、パネル価格は半額以上に下落した。この低迷を受けて、かつて世界トップだったドイツQセルズ社も経営破綻し、国内でも三菱重工やJFEスチール、新日鉄住金マテリアルズとシャープの共同事業会社などが太陽光ビジネスの舞台から去った。

 供給過剰によって、各メーカーの消耗戦が繰り広げられている太陽光パネル。この構造を是正しなければ、太陽光発電そのものの未来が危ない。

『SHARP プラズマクラスター搭載 加湿空気清浄機』


こちらは現シャープの頼みの綱。

amazon_associate_logo.jpg