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小説家に向いている人の特徴

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※画像:『60歳で小説家になる。』
著:森村誠一/幻冬舎

 2012年9月に総務省統計局の発表したリポートによると、日本の65歳以上の高齢者の総人口に占める割合は24.1%で過去最高となった。これは実に4人に1人が高齢者ということになる。

 人生80年として、サラリーマンが65歳でリタイアした場合、15年もの時間が残されているのだ。会社や組織から解放され、自由を得た時間をどのように使うべきなのだろうか。

 その選択肢として、「小説家になる」というのはどうだろう。『60歳で小説家になる。』(森村誠一/著、幻冬舎/刊)では、自身もサラリーマン経験を持ち、プロ作家を多数養成してきた著者の森村誠一氏が、小説家になるための戦略とノウハウを紹介する。

 森村氏は会社で成功しない人が小説家として成功するという。これには5つの理由がある。

■自己顕示欲が旺盛。

■哲学的疑問が常にある。

■寄らば大樹の陰という発想を持たない。

■人格的支配に反発している。

■会社の規格に合わず社会的に不適合な人間にすらフィットする。

 例えば「自己顕示欲が旺盛」。会社は連帯責任とチームワークで成り立つものであるから、自己顕示欲の強い人間は向かない。特に縦の統率力の強い組織においては、上からの命令は絶対服従となる。そうなると個人は黙殺され、組織会社集団のポリシーが優先される。これは小説家としての文才を養う環境としては不適なのだ。

 しかし、小説家は自分の作品世界においては、神以上の存在になれる。天上天下唯我独尊的な人間は、従属して働くのは難しく、会社ではうまくいかない。ただし、そこで蓄えたストレスや怨恨を作品に昇華すれば、小説家としてのエネルギーに転換できるという。

 バリバリ働いていたサラリーマンが定年後、何をしていいかわからなくなってしまう、急に老け込んでしまうというのはよく聞く話だ。誰もがいずれ訪れるであろうリタイア後の生活をどう楽しむか。

 会社生活が肌に合わない…そんな風に思いながらサラリーマンを続けている人は、定年退職後、小説を書いてみるという選択肢を考えてみるのも面白いかもしれない。いつか小説家になるために…と思っていれば、肌に合わない会社生活も違ったものになるのではないだろうか。

(文=新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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