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TSUTAYA、独占レンタルを倍増…ゲオの1本50円に高値戦略で対抗?

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「代官山蔦屋書店」
 本日(2月26日)付日本経済新聞朝刊は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する映像ソフトレンタル店「TSUTAYA」で、洋画の独占レンタルを拡大すると報じた。映像・音楽製作、版権事業を手掛けるアース・スターエンターテイメントを傘下に収め、2013年、新たに欧米の製作会社約10社から作品を調達し、独占レンタルの作品数を現在の倍の140本に増やすという。

 CCCはこれまでに、洋画70本のDVD化権などを取得し、TSUTAYA限定で貸し出しており、昨年は『アメイジング・スパイダーマン』(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)と独占契約を結び、話題となった。

 12年3月期、TSUTAYAの音響・映像ソフトレンタル売上高は約1837億円。独占レンタルする新作DVDは、年間を通じて1本300円台で貸し出せる。70本で洋画全体の1割弱にあたる1000万回のレンタル、年間30億円の増収を見込んでいるという。

 日本映像ソフト協会によると、VOD(ビデオ・オン・デマンド)など動画配信の拡大などもあり、レンタル市場は11年には前年比4.9%減の2542億円となり、縮小傾向にある。07年比では1000億円以上減少している。

 CCCやゲオホールディングスなど大手では、貸し出し開始から1年を経過した作品のレンタル料は、7泊8日で1本100円が定着。直営店主体のゲオは、競合に対抗するため、1本50円のレンタルを開始した。

 一方、店舗の9割以上がフランチャイズチェーンであるTSUTAYAは、こうした値下げに追随するのは難しく、1本300円台の独占新作レンタルを拡充することで、収益力アップを図る。

 ちなみに13年は、『ロックアウト』(仏ヨーロッパ・コープ/リュック・ベッソン製作)や『ボーダー・ラン』(米ライオンズゲート/シャロン・ストーン主演)などの独占レンタルを行う予定だという。
(文=編集部)