“超肉食系デキ婚”でヒンシュクの仲里依紗は、離婚危機率が30%以上!?
(リバプール/出演:仲里依紗)
今日(3月28日)発売の「週刊新潮」(新潮社)、「週刊文春」(文藝春秋)から、忙しいビジネスパーソンも要チェックの記事を早読み。今回は、肉食系女優の結婚から「イマドキのデキ婚事情」を考察する。
昨年行われた衆院選の「一票の格差」をめぐり、全国で起こされた訴訟で、25日広島高等裁判所は戦後初めての選挙無効を言い渡した。翌日の広島高裁岡山支部でも選挙無効の判決となり、16の訴訟で違憲や違憲状態の判決が相次いだ。しかし、戦後初の選挙無効判決が出たのが月曜日だったこともあり、締め切りの都合もあってか両誌とも報じていない。
その代わり文春では「世界的スクープ」と銘打ち、病死した豚の死骸すら食品に加工してしまう中国の現地ルポを掲載。新潮では、高支持率の安倍内閣の裏で、野党党首が戯言を重ねるオフレコ特集を組んでいる。しかし、「一票の格差」や中国問題、野党党首のオフレコは、どこか遠い世界での話題な気がする。みんな、身近で下世話な話題を欲しているはずだ。
ということで、まずは芸能界で起こっても、身近で起こっても、みんな気になる「デキ婚」について。
「合言葉はBIG LOVE。この言葉を大切に人生を歩んでいきます」–衝撃の結婚報告とデキ婚を発表した女優の仲里依紗と俳優の中尾明慶。今週は両誌揃って仲の「略奪愛グセ」にツッコミを入れている。
仲といえば、2008年の映画『純喫茶磯辺』、10年の映画『時をかける少女』『ゼブラーマン – ゼブラシティの逆襲』などで各映画賞の新人賞や主演女優賞を受賞した演技派女優として知られる。一方の中尾は、子役から芸能活動を始め、TBS系ドラマ『GOOD LUCK!!』(03年)で主人公を務めた木村拓哉の弟役を演じ注目を浴びた。
両誌の記事によると、仲は昨年2月に俳優の浅野忠信と路上で抱き合っているところを写真誌に撮られ、熱愛が発覚。2人の出会いは当時、浅野が付き合っていたモデルのダイアナチアキが、知人だった仲を浅野に紹介したことがキッカケだという。その後、仲はダイアナから浅野を奪ったというのだ。
さらに、今回の中尾との交際から結婚についても、中尾が元モデルの女性と結婚寸前だったところを仲が略奪し、デキ婚にまで至ったという。
そんな仲は、数社のCMに出演しているが、略奪愛やデキ婚が企業のイメージダウンにつながりかねないとも伝え、文春の記事の末尾では、かつて仲がAKB48の恋愛禁止条例について「普通に恋愛できないのってかわいそーじゃない?」とツイッターで呟いたことを取り上げて、「“略奪デキ婚”は普通じゃないよ!」と喝を入れている。
■年々高くなる「デキ婚」の割合
確かに、周囲への迷惑を考えない肉食系女子である仲の行動は、文春、新潮の読者のおじさま方には理解に苦しむものだろう。所属事務所にしても、妊娠となればCMだけでなく、今後の芸能活動を見なおさなければならず、仲に振り回される格好になるわけだ。
だが、仲のようなデキ婚が今や特別なことではないのも事実。最近では「デキ婚」「できちゃった婚」「授かり婚」「おめでた婚」などと、さまざまな呼び方はあるが、芸能界でも、倖田來未とKENJI03、赤西仁と黒木メイサ、瑛太と木村カエラ、加藤ローラと松井大輔などがデキ婚と報道され、世間的にもデキ婚が増えているイメージがある。
そこで厚生労働省の平成22年度「出生に関する統計」の「結婚期間が妊娠期間より短い出生数及び嫡出第一子出生に占める割合」(要はデキ婚)を調べると、平成7年には18パーセントだったが、平成21年には25.3パーセントも占めている。さらに母親の年齢別に見ると、平成21年では「15歳~19歳」で結婚した女子のうちデキ婚が8割、「20歳~24歳」で6割、「25歳から29歳」で2割、30歳以降で1割と、若いほどデキ婚率が高くなっている。都道府県別では、沖縄県が最も高く、佐賀県と青森県が続いている。
また、「女性自身」(光文社)の記事では、デキ婚経験者100人にアンケート調査を行った結果、100人中17人が離婚、12人が現在離婚を考えており、離婚危機率は約30パーセントで、平均結婚生活期間は5年であったという。
デキ婚の中に正しい避妊の方法を知らず、または避妊をせず性行為をするカップルが多数含まれているとすれば、結婚生活への準備が整ってないので、早めに離婚するのも納得できる。仲・中尾カップルに、同様の懸念を抱く向きも少なくないだろう。