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鮫肌文殊と山名宏和、と林賢一の「だから直接聞いてみた」 for ビジネス

銀行ATMの手数料って一体なんのためにある? みずほ銀行に直撃してみた

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便利さにかこつけてない?
(「Thinkstock」より)
人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が、ビジネスジャーナルにて復活!

 今週は山名宏和氏が、釈然としない銀行ATMの手数料について、お問い合わせた!

 [回答者]みずほ銀行電話受付センター様


 銀行には、釈然としないことが多い。

 いったい、いつまで午後3時で窓口を閉めるんだ。僕のように、昼間の時間が自由になる人間はまだいいが、9時5時で働く人が銀行の窓口に行くのは、かなり大変なのではないか。銀行側にしてみれば、昼休みに来いという話かもしれないが、その時間帯の銀行はいつも混んでいる。下手すると、銀行の用事だけで昼休みがつぶれてしまうこともあるのではないか。

 それでもATMが増えたおかげで、昔よりはかなり便利になった。しかし、便利なATMにも釈然としない点はある。

 手数料ってなんだ。

 朝8時から8時45分と午後6時から11時までは105円。それ以降の時間だと205円。午後6時っていったら、まだ宵の口じゃないか。そんな早い時間から、特別料金をとる商売が他にあるか。

 そもそもほかの銀行から金をおろすならともかく、どうしてその銀行の自分の口座から金をおろすのに、金をとられなくちゃいけないのだ。いったいこれまでに、僕はいくら手数料を銀行に払ってきたのだろうか。相当な額になるはずだ。

 まったく、なんなんだ、ATMのあの手数料ってやつは。

 そこで、みずほ銀行電話受付センターに直接聞いてみた。

『ATMの手数料ってなんでかかるんですか?』

担当者 ATMの手数料について質問との事ですが、そうですね、まず時間なのですが、通常8時45分から18時までは手数料かからないのですが、これはですね、銀行の昔からの営業の時間が影響しておりまして。その時間までは無料なのですが、それ以外の時間に関しては実はコストの方がかかっておりまして、その部分をお客さんにご負担頂くという形になっています。

ーーどういうコストがかかっているんですか?

担当者 お客様にご迷惑をおかけしないように、いろいろなところで行員が待機していますから、それをお客様に一部負担して頂くという形です。コンビニなども、設置のコストですとか、セキュリティのことだったりとか。各銀行ともにそうなっております。

ーー他の銀行からおろすならともかく、自分の銀行からお金をおろすのにも手数料がかかるのは、どうかって思うんですけど。

担当者 ATMが出来た頃というのは、平日の8時45分からしか、使えなかったんですね、

 シャッターすら開かずに。で、18時で終わっていたんです。そこから、だんだんお客様のご要望の声によって、順次利用可能時間を拡大していって、それだけのコストがかかっているということですね。
  
 なんだろうなあ、この釈然としない答えは。

 要するに、お前らの要望にこたえてやってるんだから、その分かかる人件費などのコストは自分たちで出しやがれ、ということか。預けておいたところで、びっくりするような利息しかつけないくせに。

 しかしながら近ごろは、預金残高が一定以上あれば、ATMの時間外手数料が無料という銀行も出てきている。みずほ銀行だって、「みずほマイレージクラブ」というものに入り、所定の条件を満たせば、時間外手数料は無料だそうだ。
(文=山名宏和)

●山名宏和(やまな ひろかず) 1967年、東京にて誕生。放送作家。『行列のできる法律相談所』『ザ!鉄腕!DASH!!』(共に日テレ系)などを手がける。21年間続いた一社提供のラジオ番組が3月で終了。ラジオというメディアの今後について、うつろな気分になる今日この頃。まあ、テレビもラジオも民放の番組は企業の宣伝広告費で作っているわけですから。