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信長、家康、光秀の「歴史」は、すべて秀吉の捏造だった!嘘だらけの「本能寺の変」

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豊臣秀吉
 明智光秀の子孫が書いた『本能寺の変431年目の真実』(文芸社文庫)が、発売から1年4カ月が経過してもなお売れ続け、27万部を突破する驚異的な売れ行きを見せている。

 著者は明智憲三郎氏。もともとは三菱電機のシステムエンジニアで、いわゆるプロの学者ではないが、先祖の名誉回復を願う子孫が感情論で書いた本ではなく、国内のみならず海外も含めた膨大な数の文献に当たり、導き出した結論は、これまでの定説を根底から覆すものとなっている。

 約50年間に及ぶ研究の成果を『本能寺の変四二七年目の真実』(プレジデント社)にしたため、2009年に発刊。この本も当時かなり話題になったが、その後さらに研究を重ねて加筆・修正したものが本書である。

 紙面の関係上、定説と異なる点をすべて網羅することはできないが、大雑把にいえば「光秀の出自も違えば、謀叛の動機も怨恨ではないし、徳川家康も謀叛と無関係どころか実は共犯で、豊臣秀吉も事前に謀叛の計画を知っていたから中国大返しも実は神業でもなんでもなかった」というものだ。

 定説は時の権力者・秀吉が、自分に都合の良いストーリーを組み立て、それに合わせてさまざまな文献の書き換えも行われ、利害が一致した家康もそのストーリーに乗り、後の時代に尾ひれがついて出来上がったものと考えられる。そして後世の学者も、なぜかそこへ乗ってしまったというのである。

絶大だったNHK大河ドラマのスリコミ効果

 なにしろ戦国時代から江戸幕府開闢までの時代は人気が高い。織田信長が天下統一を目前にして本能寺の変で逝き、いったんは天下を取った秀吉が統一を目前にして逝き、家康が江戸幕府を開くまでのこの時代を扱った時代劇はヒットする確率が高く、NHK大河ドラマのみならず、テレビ東京の正月時代劇などでも繰り返し取り上げられてきた。

 特に現在放送中の『花燃ゆ』で54作目となる大河では、信長、秀吉、家康の3人にスポットを当てた作品が『太閤記』(1965年放送)、『国盗り物語』(73年)、『おんな太閤記』(81年)、『徳川家康』(83年)、『信長KING OF ZIPANGU』(92年)、『秀吉』(96年)と、全部で6作もあるうえ、この3人の天下取りを別の主人公の目で捉えたものや、同時代に生きた他の戦国武将をテーマにしたものなどが12作。54作中合計18作、全体の3割以上がこの時代だ。ちなみに次に多いのが幕末~明治維新もので11作、日本人が大好きな「忠臣蔵」関連は4作ある。