NEW

スタバ、以心伝心で店舗現場の問題解決!目を輝かせ助け合う店員たちの奇跡

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「スターバックスコーヒー HP」より
 2013年9月、日本におけるスターバックスコーヒーの店舗数は1000店に達しました。銀座1号店がオープンしてから18年がたっていました。

 拙著『日本スターバックス物語』(早川書房)で紹介した通り、スターバックス コーヒー ジャパンは、1995年10月に、米国スターバックスと日本のサザビー(現サザビーリーグ)が50%ずつ出資する対等合弁事業としてスタートしました。事業成功を夢見る関係者の思いは熱く、「いつか日本で1000店舗を出そう」と話し合っていました。

 しかし世間の評価は厳しく、「スターバックスは日本では成功しない」とコーヒー業界関係者は口をそろえていました。その理由は2つ。すでにドトールコーヒーという強力なプレーヤーがいたこと、そしてスターバックスが米国の企業だからでした。アメリカンと呼ばれた米国のコーヒーは、「薄くてまずい」と思われていたのです。

フォロワーがリーダーをつくる

 そんな逆風の中、なぜ誰も本気にしない夢を達成できたのか。それはリーダーの夢を共有したフォロワーがいたからです。

「最初のフォロワーの存在が、ひとりのバカをリーダーへと変えるのです」

 これは、非営利団体TEDが開催する講演会で、米国の起業家デレク・シヴァーズ氏が語った言葉です。

 シヴァーズ氏は、上半身裸で踊るひとりの若者の映像を見せます。それを周りで見ている人々の中から、やがて立ち上がってこの若者に近づく人物が現れます。彼は最初の若者と一緒に楽しそうに踊り始めます。勇気あるフォロワーが現れたことで、リーダーが誕生する瞬間です。

 TEDの映像を見て、これこそスターバックスだと直感しました。

 スターバックス米国本社会長兼社長兼最高経営責任者のハワード・シュルツ氏は、地味なコーヒー豆卸会社を世界一のコーヒーチェーンに育てた中興の祖です。しかし、シュルツ氏がカフェ事業をスタートした時、どうやればカフェを上手に運営できるか、実はよくわからずにいたのです。自分の夢を実現するために一人奮闘するシュルツ氏は、TEDの上半身裸で踊るひとりの若者の姿そのものでした。

『日本スターバックス物語--はじめて明かされる個性派集団の挑戦 』


日米のカリスマ経営者たちが組んだ最強タッグの知られざる舞台裏を、日本でのスターバックス立ち上げプロジェクトを担った著者が綴る

amazon_associate_logo.jpg