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中国製の服や食器、命にかかわる有害物質含有 発がん性、肌のただれの恐れも

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「Thinkstock」より
 中国製食品に対する不信感は高まり、いまや「中国製食品は絶対に買わない」と考えている人はかなり多い。

 しかし、「中国製」の危険は食品ばかりではない。直接体内に取り込まない物に対しては、意外と注意が薄くなるが、実は深刻な害をもたらす危険のある製品が私たちの身の回りにはあふれている。

 例えば、2007年5月には、家具・インテリアチェーン大手のニトリが販売していた中国製の土鍋から鉛が溶け出す事例があり、自主回収するに至った。鉛は少量の摂取であれば体外に排出されるため危険は少ないが、慢性的に摂取すると手足の麻痺、判断能力の低下、難聴、免疫力低下などの中毒症状を引き起こす恐れがある。ひどい場合には命にもかかわる。

 日産自動車では、客に無料配布した中国製タンブラー容器から、国が定める食品衛生法の基準値をはるかに超える鉛が検出され自主回収するに至った。この容器を使った人から吐き気がするなどの訴えがあったことで発覚した。

 同年には、ニュージーランドで中国製の子供服に発がん性のあるホルムアルデヒドが世界保健機関(WHO)の定める安全レベルの900倍という高濃度で検出された。

 また、おもちゃの表面塗料やメタル部分に許容量以上の鉛が含まれていることもある。子供が長期に渡って触れ、ときには舐めることも考えられるため、子を持つ世界中の親たちから厳しい視線が集まっている。鉛の毒性に詳しい医師は、鉛害の恐れがあるおもちゃで長期間遊んだ子供は、病院で血液検査をするように推奨している。

服にも発がん性物質

 それだけではない。服ですらも危険だ。最近、中国製の服を購入した人たちから、「服がセメントくさい」「着たら肌がかぶれた」といった声が続出している。なかには、激しく肌がただれるという事案もある。

 シャツやパンツなどを着て汗をかくことで、布に含まれていた有害物質が溶け出して肌に害をもたらしていると考えられる。

 実際に中国浙江省の工商局がサンプリング調査を行った結果、中国製の服の約50%が安全基準を満たしていなかった。また、北京工商局が行った検査では、市内で売られていた製品から発がん性のある芳香アミンが含まれるアゾ染料が検出されている。芳香アミンは皮膚から吸収され、体内でがんを発生させる恐れがある。

 広東省の調査でも芳香アミンが含まれるアゾ染料を使用した子供服が多数見つかっている。広東省では中国の子供服総生産量の3割強を占めているが、最近5年間で安全基準を満たしている製品は約60%だ。

 これらの布地に含まれる危険物質は水溶性が多いため、中国製の服は一度水洗いしてから着用すると危険を低減できる。ジーパンなどは、できれば水洗いしたくないと考える人が多いと思われるが、肌がかぶれる前に水通ししておこう。

「中国製」「Made in China」の買い控えを受けて、ここ数年「Made in PRC」との表記に替えた製品が増えている。PRCはPeople's Republic of Chinaという中華人民共和国の正式な英語名の略称だ。

 さらに恐ろしいことに、極最近は有害物質だけでなく、病原菌が混入する事件も連続して報道されており、世界各国で中国製品に対する不信が高まっている。
(文=編集部)