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箱根駅伝、先導する白バイ隊員は“特殊任務”…超エリートのみが挑む難易度最高水準&過酷な任務

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第94回箱根駅伝の様子(復路10区)(写真:日本スポーツプレス協会/アフロスポーツ)

 駅伝やマラソンに欠かせないのが白バイ先導である。

 なかでも1月2、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)の先導は白バイ隊員の憧れといわれている。特に先頭ランナーの先導は、希望者が多いため一生に一度しか味わえない「花形の舞台」となる。そんな白バイ先導の知られざる秘密に迫ってみよう。

トイレに行けず、鼻もかめない白バイ隊員

 駅伝やマラソンの各種大会は道路を封鎖するため、赤色灯を点灯させて先導する警察車両が必要となる。パトカーではテレビ中継の邪魔になるため、白バイが先導役を果たすことになる。

 その任務を負う白バイ隊員は、非常に大きな緊張を強いられる立場だ。バックミラーで選手が怪我をせずに走っているかを確認しつつ、沿道の観客の動きにも注意を払わなければならない。また、前方との距離も適度に取る必要があるため、四方八方に目と気を配る。沿道の幟や小旗が邪魔な場合、マイクを使って注意を促すこともある。

 特に、ランナーとの距離の取り方は重要だ。選手の速度に合わせて、バックミラーで確認しながら15~20mほどの間隔を保つ。時速は通常20kmほどで、ペースアップすると30kmほどになることもあるという。

 2区の権太坂は上り坂なので選手のスピードは落ちると思いがちだが、ここでペースアップするランナーもいるため、その場合は白バイも速度を上げなければならない。ここでは、前のバイクとの間隔が詰まらないように注意しなければならない。

 途中でトイレに行くことはできないため、白バイ隊員は前日から水分を控える。朝から何も飲まないので「新年に乾杯!」というわけにはいかないのだ。また、ときには鼻がかゆくなることもあるそうだが、片手運転などできないため、これも我慢を強いられる。もちろん鼻水をふくこともできないので、風邪をひかないように普段から注意しなければならない。まさに、通常の交通取り締まりとは異なる特別任務なのである。

箱根駅伝の先導白バイ隊員は超エリート

 箱根駅伝は東京・大手町から箱根・芦ノ湖を往復するため、先導も警視庁から神奈川県警に切り替わる。ランナーの安全を確保する白バイの総台数は、各ランナー(集団)の先導のほか、復路での繰り上げスタート先導、コース警備の先導などを含めると、神奈川県警だけで150台ほどになる。

 1区も終わりに近づく六郷橋で警視庁からタスキをつながれる神奈川県警には、箱根駅伝の先導を夢見て白バイ隊員になる警察官が少なくない。そんな神奈川県警は「全国白バイ安全運転競技大会」の団体第1部で2015、16年と連覇しており、17、18年は2位と、毎年好成績を残している。

 競技はパイロンの間を走るバランス走行、オフロードバイクで障害物の上を走るトライアル走行、土の悪路を走る不整地走行(モトクロス)、曲線コースを走る傾斜走行の4種目で競われる。ウィリー走行やブレーキターンなどを軽くこなす彼らは、3分という競技時間のために1年間、毎日のように技術を磨いている。つまり、運転技術と安全性が非常に高いエリート中のエリートなのである。

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