原付きバイクより環境に優しく、通勤の足にも使われることが増えてきた電動アシスト自転車。GfKジャパンの調査によると、2018年の全国の総合スーパーやホームセンターなどでの販売台数は前年比20%増で、その販売数は年々拡大しているという。
自転車の購入場所としては専門ショップやホームセンターなどが挙げられるが、近年は家電量販店も選択肢に入ることが多い。なかでも、ヨドバシカメラは新宿店に250台以上の展示数を誇る専門フロアをオープンし、自転車安全整備士・自転車技士の資格保有者による整備を行うなど、力を入れている。もちろん購入でポイントもたまるので、もはや電動アシスト自転車は「家電」のジャンルに入っているといってもいいのかもしれない。
春から新生活が始まり、子どもの送り迎えや通勤用に電動アシスト自転車の購入を考えている人も多いだろう。そこで今回は、通勤や送迎に適しているだけでなく、普段使いで街乗りもできる電動アシスト自転車を5台選んでみた。いずれもヨドバシカメラで販売しており、コストパフォーマンスや性能などを比較してピックアップした(価格は税込み、以下同)。
ブリヂストン Assista Prima(アシスタプリマ) 26型 内装3段変速/8万9430円
電動アシスト自転車は10万円以上するものが多いが、ブリヂストンのアシスタプリマは9万円を切っており、“デビュー”にはうってつけの商品だ。スペックも「安かろう悪かろう」ではなく、街なかを走る分には申し分のないものになっている。後輪を施錠すると同時にハンドルもロックされるなど、防犯対策も万全。また、アルミフレームを採用しているため重量が軽く、さらにフレーム設計が低めなので足が引っかかりにくく乗り降りしやすい。
パナソニック VELOSTAR・MINI(ベロスター・ミニ) 20型 外装7段変速/9万6980円
近年、人気が高まっている「ミニベロ」デザインを採用したパナソニックのベロスター・ミニは通勤、通学に最適な一台だ。「ミニベロ」とはタイヤのサイズが20インチ以下の小径車のことで、オシャレな外観と快適な足回りが売りとなっている。
ベロスター・ミニはサイズは小さいながら7段変速を採用し、効率的な走行性を実現した。車体の軽さを追求した設計のため、バッテリーはもっとも軽量な8Ahだが、一度の充電で31kmのアシストが可能。一般的な通勤、通学圏内なら十分にカバーできるだろう。
オートマチックモードにすれば上り坂や下り坂も適度にアシストしてくれ、快適に走ることができる。価格も10万円を切るので、気軽に街乗りを楽しみたい人にもオススメの商品だ。
ルイガノ ASCENT DELUXE LG/16万2000円
カナダ東部に位置するケベック州発祥の自転車メーカー・ルイガノ。創業者のルイ・ガノーは自転車レースの選手で、1984年のロサンゼルスオリンピックにカナダ代表として出場した経歴を持つ。さらに、大学で芸術を学んだアーティストとしての顔も持ち、サイクリストとアーティストという2つのこだわりが込められているのがルイガノの自転車だ。
ASCENT DELUXE LGはシティーサイクルとしてもファミリーサイクルとしても使えることを意識したデザインで、オプションのチャイルドシートを装備すれば子どもの送迎用に最適だし、子どもが成長すればシートを外してオシャレな街乗り用にするなど、ライフスタイルに合わせた乗り方ができる。