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異様な光景…なぜ西日暮里に“コンビニ型”イトーヨーカドー?訪問して解けた謎

文=二階堂銀河/A4studio
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イトーヨーカドー ネットスーパー西日暮里店

イトーヨーカドー」といえば関東地方を中心に展開する総合スーパーだが、東京都荒川区の西日暮里に、まるでコンビニの居抜き物件のような店舗があるとツイッター上で話題を集めた。

 念のため断っておくが、イトーヨーカドーと同じく運営会社がセブン&アイ・ホールディングス傘下の「セブン-イレブン」の店舗ではない。

 ちなみに、2010年10月にオープンしたJR阿佐ヶ谷駅前の都市型小型スーパー「イトーヨーカドー食品館阿佐谷店」と比べても、規模感ははるかに小さい。つまり、イトーヨーカドーとしてこうしたコンビニのような店舗を出店しているのは、かなり異様な光景といえる。

 その話題の店舗「イトーヨーカドー ネットスーパー西日暮里店」は、なぜこのようなかたちで展開する必要があったのか。中小企業診断士で流通アナリストの中井彰人氏に解説してもらいつつ、同店舗を訪問し、店舗周辺や店内の様子をリポートする。

「イトーヨーカドー ネットスーパー西日暮里店」を現地レポ

 まずは、なぜイトーヨーカドーがコンビニのような店舗を出店しているのか、中井氏に考えられる理由を聞いた。

「一つの可能性としては、一般用医薬品をインターネットで売るための薬事法の要件を満たすために、一般用医薬品の対面販売を行う実店舗として設けたのではないでしょうか。2014年6月の薬事法改正によって、いくつかの要件を満たせば一般用医薬品をネットで販売できるようになりましたので、その流れでできた特異な店舗なのかもしれません」(中井氏)

 なるほど。見た目はコンビニのようだが、店内はドラッグストアのように一般医薬品を陳列することで、ネット通販を営むうえでの法律上の要件を満たす役割を担う可能性がある、ということか。気になる店の中の様子や客の出入りを伺うべく、現地に向かった。

「イトーヨーカドー ネットスーパー西日暮里店」は、JR西日暮里駅の改札から約550m、徒歩約7分の位置にある。改札を出て店舗のある北方面に少し歩くと、すぐに住宅街に入る。店舗周辺は準工業地域という用途地域に定められていることもあり、現地周辺は建設業や製造業といった工業を営む町工場も散見された。

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 4車線道路の尾久橋通りから150mほどまっすぐ入った、人けがないわけではないが人通りが多くもない通りに店舗を構えている。背後には大きなセブン&アイの倉庫があり、倉庫の敷地内の道路に面する一角に店舗を展開しているようなイメージだ。

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 実際に店舗の外観を見てみると、完全にコンビニと同じ。平日の昼12時頃に訪れたところ、店内に入っていく客の数は一般的なコンビニ程度には見られた。店内に入ってみると、ロードサイドや住宅街の一角にあるコンビニと比べたらだいぶ狭く、都心の駅ナカのコンビニよりは少し広いくらいである。

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