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宝塚歌劇団員は阪急電鉄の正社員で退職金も?男組・女組はない?宝塚の謎と真相

構成=編集部、取材協力=瞳ゆゆ/アナウンサー、Que seran pasaran代表取締役
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元タカラジェンヌ、Que seran pasaran代表取締役の瞳ゆゆさん

「タカラジェンヌは正社員」「みんな歌がうまいわけではない」「男組と女組に分かれていない」――12月上旬、Twitter上でそんな「宝塚だというと誤解される5選」という投稿が注目を集めた。“ファンは知っていても世間が意外と知らない宝塚歌劇団”の内容が大きな反響を呼んだ。

 投稿者は元タカラジェンヌで、宝塚音楽学校受験生のレッスンなどを手がける株式会社「Que seran pasaran」代表取締役の瞳ゆゆさん。後進の育成に尽力する瞳さんに改めて、今回の投稿にこめた思いを聞いた。

(1)歌が上手い→人による

――公演を見る限り皆さん歌がうまいなと思っていました。実際はどうなんでしょう?

瞳ゆゆさん(以下、瞳) 受験生時は、中学生とか高校生とかなので(編集部注:宝塚音楽学校の受験資格は中学卒業あるいは高等学校卒業又は高等学校在学中)、皆さん“完成形”というわけではありません。宝塚は成長力を見てくれます。

 生徒(編集部注:宝塚歌劇団団員は一般的に“生徒”と呼ばれる)が舞台で成長していくのを楽しむのも、宝塚歌劇の醍醐味といえます。つまり劇団とファンが一緒になってタカラジェンヌを育てていくということで、最近のアイドルグループと同じなのかもしれません。

 人によって、歌唱力がある子もいるし、ダンスが上手な子、芝居が得意な子もいます。だから、みんなが歌をうまいということではないんです。テレビのカラオケ番組などに劇団のなかでも特別に上手い方が出演されていることもあって、「宝塚=歌がうまい」と思っていただいた方も多いようです。私もよく「歌、うまいんでしょ」って言われるんですが、うまいほうではありません(笑)

 これから宝塚を目指されるお子さんがいらっしゃったら、「自分は歌がうまくないか」とためらわないでほしくて、このような投稿をしました。劇団は“原石”を見つけてくださるので、どんどん挑戦していただいたほうがいいと思います。最初から「歌を習ったことがないから」とか「レッスン歴が少ないから」といって諦めてもらいたくないなと思っています。

(2)チケット代が高い→3500円から観劇できる

――舞台のクオリティーから考えれば、リーズナブルだと思いますが。

瞳 歌舞伎と同じようなイメージを持っていらっしゃるのかもしれません。実際には間口はとても広く、多くの方に楽しんでいただける価格設定だと思います。

(3)男組と女組に分かれている→各組に男役と娘役がいる

――男組と女組に分かれていると、勘違いされている方もいらっしゃるようです。

瞳 例えば「花組には女役、娘役」「月組は男役の組」というイメージがあるみたいですね。

――花、月、雪、星、宙の各組ごとに公演されているので、男女に組が分かれていると上演できませんよね。

瞳 各組で上演するという仕組みが意外と知られていないのかもしれませんね。

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