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新田龍「あの企業の裏側」

不倫相手暴行疑惑の超有名社長、怪しすぎる商法と人格…違法行為疑惑が続々発覚

文=新田龍/株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト
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 しかし、内情を知る人はそんな雑誌に掲載されることを望むはずはなく、枠が埋まらない状態で1年間の契約が終わる直前になると、B氏から役員たちに次のような連絡が入るのだ。

「足りない分(すでに売り上げた金額と240万円との差額)を払うか、 辞めるかどっちかにしろ。今すぐ決めろ!」

 内規では「売り上げが240万円に満たない場合は失効するが、240万円追加入金すれば失効を免れる」という条件があるため、役員たちは今まで払ったお金が無駄にならないよう、多い人ではトータルで1,000万円超のお金を払って、会員を続けている状態なのである。

 また会員が「辞めたい」と申し出ても、運営側から「再入会をする場合には再度入会金が入るので休会にしましょう」と言われ、休会のままにしている人も多い。B氏は会員のことを「金を払う奴隷だ」と言っていたという証言が複数の関係者から寄せられており、取材に対してB氏は「そのような事実はない。そんな風評を撒き散らしてる人は名誉毀損で訴える」と強弁している。

武勇伝はつくり話、賭博疑惑も

 B氏に近しい関係者は語る。

「Bの言うことは、とにかく何が本当のことなのか、まったくわからない。講演会等でBは過去の武勇伝を語ることが多いのですが、それもほとんどがつくり話なんです」

「誰が聞いても感動する立身出世のファンタジーをつくり上げ、それをみんなに語ることでお金を稼いでいます」

 また、B氏は、誰もが知る大物経営者や大物芸能人との付き合いもあり、社内SNSでゴルフなど普段の交流の様子をよくアップしている。しかしその文章をよく読んでみると、

「約40万円の負け!」
「いや~ 授業料高いわ…」

などと、賭けを匂わせる発言をしている。明らかに上場企業経営者としてあるまじき行為だ。

新田龍/働き方改革総合研究所株式会社代表取締役

新田龍/働き方改革総合研究所株式会社代表取締役

労働環境改善による企業価値向上支援、ビジネスと労務関連のこじれたトラブル解決支援、炎上予防とレピュテーション改善支援を手がける。労働問題・パワハラ・クビ・炎上トラブル解決の専門家。厚生労働省ハラスメント対策企画委員。著書25冊。

Twitter:@nittaryo

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