今日、11月11日は「ポッキー&プリッツの日」だ。毎年、この日にはキャンペーンが行われたり、「ポッキーの日」がツイッターのトレンド入りしたりするなど、盛り上がりを見せている。
近年では、ポッキーを積み上げて建物のようにする「ポッキータワー」を自作し、その画像をネット上に投稿するなど、さまざまな楽しみ方が生まれているようだ。そこで、記念日の狙いや効果について、江崎グリコの広報部に聞いた。
――そもそも、なぜ記念日を定めようと思ったのでしょうか?
「登録日の『平成11年11月11日』は『1』がたくさん並ぶ日として、それ以前から話題になっていました。ポッキーとプリッツがスティック状の菓子であることから数字の『1』に見立てて、記念日として登録しました」
――プロモーション効果はどれほどなのでしょうか?
「具体的にはお答えできませんが、この時期が年間でもっともポッキーが売れるまでになっています。この日は、ポッキーやプリッツをきっかけに、仲間同士で楽しく過ごしていただければと思います」
――「ポッキータワー」は記念日の盛り上がりを象徴するようなムーブメントだと思います。一方で「食べ物で遊ぶのはどうか」という声もありますが、御社としてはどのようにお感じでしょうか?
「お客さまそれぞれの楽しみ方で楽しんでいただければよいと考えております。ご指摘の通り、食べ物ですので、最後にはおいしく食べていただければと思います」
――ポッキーは欧字では男性器の隠語を指すため、ヨーロッパでは別の名で販売されているというのは本当でしょうか?
「ヨーロッパでは『MIKADO』というブランドで販売しております。その理由は、現地に『MIKADO』という竹ヒゴのようなものを使ったゲームがあり、ポッキーと形状がよく似ていたからです」
記念日認定は審査で約2割が不合格に
ちなみに、「ポッキー&プリッツの日」をはじめとする記念日の登録・認定を行うのは日本記念日協会だ。同協会のホームページによると、登録には申請が必要で、審査の結果、不合格となることもあるという。そこで、同協会に記念日について聞いた。