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【テレ朝・2020年度版】女子アナ・ベスト9!大型新人・安藤萌々~大ベテラン・大下容子

文=上杉純也/フリーライター
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弘中綾香アナ(「テレビ朝日HP」より)

 2020年現在の東京キー局各局の女子アナの活躍度を、野球の打順に見立てて徹底分析するこの企画。今回は、テレビ朝日編だ。なお、DH制を採用して10番目にエースとなる投手を入れている。

1番 斎藤ちはる
2番 下村彩里
3番 林美沙希
4番 弘中綾香
5番 森川夕貴
6番 並木万里菜
7番 森葉子
8番 大木優紀
9番 安藤萌々
エース 大下容子

 まず、1・2番は斎藤ちはるアナ&下村彩里アナという入社2年目の同期コンビに任せてみたい。斎藤アナは『羽鳥慎一モーニングショー』や『林修の今でしょ! 講座』などのレギュラー番組を持っており、前者ではアシスタントを、後者ではMCを担当している。

 そのうち活躍という意味で目覚ましいのが『羽鳥慎一モーニングショー』だろう。今や完全に同番組に必要不可欠な存在となっているのだ。特にまだ入社2年目の若手ながら、クセの強いレギュラーコメンテーターの玉川徹(しかも会社の上司である)に対して、ときには一歩も引かず自分の意見をぶつけてみたり、ときには軽く受け流す、といった絶妙さが抜群なのだ。また、生放送中に見せるとっさのリアクションもかなりハイレベル。さすが乃木坂46の元メンバーという感じで、これからが末恐ろしい存在である。

 続く2番の下村アナは、局の夜の看板ニュース番組『報道ステーション』のお天気キャスターとして、今やお馴染みの存在。その美しい声で伝える気象情報は実に心地よく、いっときの間、観るものを癒してくれる。中継先からの出演となる際のスタジオとの掛け合いも実に楽しい。

 また、この斎藤アナ&下村アナの同期コンビは“女子アナダンス部”として活動しており、YouTubeのテレビ朝日公式動画『動画、はじめてみました』で、『乃木坂46踊ってみた』などのダンス動画を次々と挙げている点も注目だ。乃木坂46がレコード大賞を受賞した2曲、『インフルエンサー』『シンクロニシティ』の本番編だけでなく、練習編もあるところがミソである。ともに仲良く練習をしている最中に、たまに掛け合いをみせるのだが、その息がピッタリで抜群に面白い。

 この2人が共演時に見せるコンビネーションの良さは、まさに黄金時代の中日ドラゴンズが誇っていた荒木雅博・井端弘和の1・2番“アライバコンビ”を彷佛とさせる。

中核は林美沙希アナ、弘中綾香アナ、森川夕貴アナ

 ここからは打線の核となるクリーンナップである。3番には平日版の『スーパーJチャンネル』で女性のメインキャスターを張っている林美沙希アナを起用してみた。というのも、夕方の時間帯のニュースは、NHKとテレ朝を除くと女性でメインを張っているのはタレントかフリーのアナウンサーなのである。日本テレビの『news every.』には女性のメインキャスターとして鈴江奈々アナと中島芽生アナがいるが、鈴江アナは月~水の1部担当で中島アナが木・金の1部担当と分かれている。さらにこの2人の上に位置するかたちでもう1人、2部からは陣内貴美子が女性のメインキャスターを務めている。

 要は林アナは月~金通しでメインキャスターを担当しているのである。『スーパーJチャンネル』には16年の4月から加入し、メインキャスターに昇格したのは18年10月のこと。もう2年もメインを張っている点は大いに評価すべきであろう。テレ朝のニュース番組期待のホープは安定感も抜群。十分、3番を任せられるだろう。

 注目の4番はこの人しかいないだろう。毎年12月にオリコンが発表する“好きな女性アナウンサーランキング”で2019年に続き2連覇を達成した弘中綾香アナである。弘中アナは『激レアさんを連れてきた』を含む3本のレギュラーバラエティを抱えているほか、解答者として不定期出演する『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』でも才媛らしい名解答を連発し、今では番組に欠かせない解答者となってもいる。

 今や飛ぶ鳥を落とす勢いに乗っているワケだが、その忙しいなかで『動画、はじめてみました』で『弘中美活部』という動画を次々と挙げている点も注目に値しよう。

 その八面六臂の大活躍ぶりは、まさにテレ朝が誇る長距離砲である。番組での発言でSNSをざわつかせるケースがやや見受けられるのが弱点といえば弱点だが、それもこれも彼女のキャラがなせるワザといえる。この人以外考えられない、もはや盤石の4番である。

 そして、3・4番の13年入社の同期コンビの後を打つ5番には、その3年後輩の森川夕貴アナを抜擢してみた。森川アナといえば、今年6月から『報道ステーション』の木・金の女性メインキャスターを務めている。さらにこの秋の改編で時間帯を引っ越し、リニューアルされた『サンデーステーション』の女性メインキャスターにも起用されている。清楚で上品で、今年で27歳という若さの割にはしっかりしたイメージを漂わせる。

 そのせいか、入社以来、報道畑をメインに歩いているワケだが、その森川アナが局としてもリニューアルに力を注いだ『サンデーステーション』に起用されたのは、『報道ステーション』でも見せる抜群の安定感を買われたからではないだろうか。そういう意味では、4番が倒れたあとでも塁上に残ったランナーをキッチリと返してくれる5番打者にうってつけだろう。

 要はテレ朝のクリーンナップは大砲だが、少々穴のある4番を安定感のある3・5番が挟むかたちにした。

下位打線はベテランと新人

 続いて、6番には入社3年目の並木万里菜アナを起用してみた。並木アナといえば、今や『ミュージックステーション』のサブMCとしてお馴染みだが、地上波では日曜深夜にも『ReAL eSPORTs News』というeスポーツ全般を扱う情報番組のサブキャスターも担当している。

 並木アナは大学時代に“ミス成蹊コンテスト2015”でグランプリに輝いた美貌の持ち主。その大きな瞳がとても印象的だが、かつては人力車を引くアルバイトをしていたこともある根性も併せ持つ。さらに、特技が合気道で、趣味がボルダリングという体育会系だ。自慢の体力を武器に、入社4年目となる21年の飛躍を期待して6番を任せてみたい。

 下位打線となる7番には、入社11年目で中堅からベテランの域に差しかかろうかという森葉子アナを置いてみた。森アナといえば、『ナニコレ珍百景』の進行アシスタントを長く担当しているが、その真骨頂は報道番組だろう。『報道ステーション』では主に現場リポーターを務めているが、実はこんなことがあった。

 今年4月13日から5月7日までメインキャスターを務める富川悠太アナが新型コロナウイルス感染したことで出演を自粛。その際、感染拡大防止のため、スタジオ出演者が一新される事態に陥り、富川アナとコンビを組む女性メインキャスターの徳永有美アナも濃厚接触者と判定され、出演自粛を余儀なくされてしまった。

 そして、その間の番組を支えたのが、普段は金曜日のメインMCを担当する小木逸平アナと森アナだったのだ。徳永アナは復帰後も一定期間は別室からの出演となったため、代行メインキャスターを務めている。このときの視聴者からの森アナの評価が高かったこともポイントだろう。ショートカットの髪型が、普段は清楚な雰囲気を醸し出していてとっても可愛いのだが、ニュース原稿を読む際は美しく凛々しい。このギャップも彼女の魅力である。代行メインキャスターとしての役割をキッチリとこなした彼女に7番を任せたい。

 8番にもベテランを置いてみた。入社18年目の大木優紀アナである。現在、林アナが女性のメインキャスターを務める『スーパーJチャンネル』で、月~金通してサブキャスター・コーナー担当キャスターを務めており、その的確な進行ぶりを評価した次第。要は若手を補佐するという意味合いも込めて、7・8番にベテランクラスの女子アナを配する結果となった。

最後は今年入社の大型新人と大エースのコンビ

 打線最後の9番には、若手中の若手を大抜擢してみた。今年入社した3人の新人女子アナのなかから選んだのは、安藤萌々アナである。

 安藤アナといえば、4月1日の入社式直前に『グッド! モーニング』でいきなりデビューを飾ったことで話題になった。同番組では月~金の女性サブキャスターとしてスポーツコーナーや交通情報を担当しているが、10月からは日曜夜にも登場するようになった。それが、森川アナが女性メインキャスターを担当する『サンデーステーション』である。

 彼女は同番組でもスポーツキャスターを任されているのだが、それにはこんな理由があると推察する。実は成蹊大学時代には体育会女子ゴルフ部の主将を務め、ベストスコア78(女性の平均スコアは110程度といわれている)をマークしたほどのスポーツ美女だからだ。要はゴルフ番組を担当させても余裕でこなせるし、今後、スポーツ番組のレポーターやMCでも圧倒的な存在感を発揮してくれる可能性が高い。その将来性を高く買って、9番に起用したワケである。

 そして最後にエースピッチャーとして、大ベテランの大下容子アナを指名したい。というのも、大下アナは『大下容子ワイド! スクランブル』のメインキャスターを堂々と務めているが、いくらメインキャスターといっても、局の一女子アナの名前が番組名に冠された例は恐らく過去になかったと思われるからである。

 また、今年6月26日付で役員待遇のエグゼクティブアナウンサーに昇進したことも大きい。要は50歳まで現役を続けた元・中日ドラゴンズの山本昌投手ばりのベテランヒッチャーとなるワケだが、引退した山本昌と違って、大下アナはいまだ現役バリバリである。その輝きをいつまでも放っていてほしいものである。

 以上の10人を並べてみた。気になる点を挙げるとすれば、下位打線にベテランアナを2人配置するかたちになったことだろうか。上位は若手~働き盛りの世代をうまく起用することができたが、このポジションには入社4年目の林美桜アナに三谷紬アナ、入社3年目の住田紗里アナらを置きたかったという思いもある。

 それでも『グッド!モーニング』でサブキャスターを、『中居正広のニュースな会』で進行を担当するなど、確かな番組仕切りを見せる島本真衣アナをベンチに控えさせることができる点は大きなポイントだろう。これに下平さやかアナや上山千穂アナらのベテランと、堂真理子アナや八木麻紗子アナら、かつての人気アナも控えているので、心強いといえば心強いかもしれない。

上杉純也/フリーライター

上杉純也/フリーライター

出版社、編集プロダクション勤務を経てフリーのライター兼編集者に。ドラマ、女優、アイドル、映画、バラエティ、野球など主にエンタメ系のジャンルを手掛ける。主な著作に『テレビドラマの仕事人たち』(KKベストセラーズ・共著)、『甲子園あるある(春のセンバツ編)』(オークラ出版)、『甲子園決勝 因縁の名勝負20』(トランスワールドジャパン株式会社)などがある。

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