「モテる」とは一体どういうことだろうか。
もちろん、異性から好意的に思われるというのも「モテ」の一つだろう。ただ、それだけではない。「モテ」を「人を惹きつける魅力」と考えるなら、「モテるかどうか」はもっと大きな話――人生全般の充実度に大きく関係してくるだろう。
たとえば、「この人と仕事をしてみたい」と思わせられるかどうかは、仕事ができるかどうかだけでなく、「人間的魅力」も必要なはずだ。
では、人間的魅力とはつまるところ一体なんだろうか。それは、生まれ持った素養や才能でもあるが、きっとそれだけではないはずだ。
■モテる男とモテない男を分けるちょっとした差とは
『「モテる男」と「嫌われる男」の習慣』(今井翔著、明日香出版社刊)によれば、モテる人とそうでない人の間には、態度や行動、ふるまいに違いがあるという。それが「人間的魅力」かはさだかではないが、少なくとも他人から「この人、感じがいいな」と思われる一要素ではあるはずだ。
たとえば、一緒に食事をしている女性のマナーがまちがっていたら、あなたはどんな行動をとるだろうか。
1.その場では指摘せず、だまっている。
2.まちがっている点を指摘して、正しいマナーを教える。
本書によると、「モテる人」の行動は、前者。どんなに自分の方がマナーに詳しくても、食事の最中にそれを指摘すれば、相手からすれば気分は良くない。マナーについて、つい知っている知識をひけらかしてしまいがちだが、その場では黙っているほうが吉なのだ。
■感謝を伝えるのは当たり前 問題は「どうやって」伝えるか
周囲の人に感謝を伝えることは、モテる・モテないにかかわらず、人として当たり前のこと。ただし、ここでも「モテる人」とそうでない人の行動はわかれるという。
たとえば、普段家事や子育てをうけもってくれている妻に、「いつもありがとう」の意味を込めて贈り物をすれば、きっと妻は喜んでくれるはずだ。ただ、「モテる人」の中にはそういうサプライズをしない人もいる。
では、何をしているのか。彼らは、日々の生活のなかでこまめに妻に対して感謝の意を伝えている。だから、あえてプレゼントをしなくても、妻は不満を持たないというわけだ。感謝は一度に大きく伝えるよりも、毎日こまめにする。「モテる人」を目指すなら覚えておきたい習慣である。
◇
本書で紹介されている「モテる男の行動」はもしかしたら、あなたが考えているものとは違うかもしれない。しかし、参考にして自分の行動を変えてみると、ある時、自分に対する周囲からの見られ方が変わっていることに気づくはずだ。(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。