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飲んべえ岡ちゃんの相場師養成講座 第2回

株では成功体験を捨て、親切な先生=市場に素直に従え!

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新興ITブームの裏で糸を引いていた
ともいわれる村上世彰。『村上世彰
「私の挑戦」』(あさ出版/板垣英憲)
株式専門紙記者を皮切りに、証券人生30年の経済ライター・岡本昌巳。ブログ「今日の岡本」はほぼアルコールネタで埋め尽くされているが、独自理論に基づく株式相場の流れを重視した銘柄発掘力は群を抜くと評判。そんな岡本氏が、相場師が知っておくべき"常識"を指南する。

 まず、前回の宿題です。

「人生では成功経験、失敗経験の両方とも大切ですが、相場の世界ではどちらかのほうが大切だと僕は思っています。どちらでしょうか?」

「人生では成功経験、失敗経験の両方とも大切」と書きましたが、50年以上生きてきて、人生ではどちらかというと、成功経験のほうが大切かなと思います。失敗を糧に伸びる強さを持っている人は、多くはないと思いますし、やはり「自分はすごいんだ」という成功経験をバネに、伸びる人が多いでしょう。

 僕自身子どもの頃、勉強では社会科だけは常にトップでした。小学校3年生のとき、当時は切手収集がブームで僕も集めていました。切手には「国宝」「祭り」「花」など、それぞれのテーマの写真を切手にしたシリーズ切手もありますが、その中に「国立公園シリーズ」というものがあります。日本中の国立公園の写真を切手にしたものですが、いつの間にかすべての国立公園を暗記してしまいました。そのことを担任の先生にいうと、「じゃあ、言ってごらん」というので、すべて言いました。担任は「岡本君、すごいぞ!」とほめてくれまして、それに自信を持って、以降、学生時代は社会科の成績だけは常にトップでした。もっと頭と才能があったなら、その自信で他の教科もできるようになったと思いますが、頭も才能もなかったので、他の教科は並でした。しかし、凡才の僕でもほめられて自信を持てば、何かができると証明したといえるでしょう。

 ですから、お子さんをお持ちのお父さん、お母さん。お子さんをほめてあげてください。ただし、やることを押しつけないでください。子どもの好きなもの、興味があるものは何かを見抜く。好きで興味があるものなら、うまくいくことが多いでしょう。それをほめてあげる。子どもさん、そこから何かが芽生えていくと思いますよ。

 おっ......「この講座って子育ての講座ではなく、株の講座なんじゃないの?」なんていう声が聞こえてきました(笑)。でも、学生時代、授業があっち行ったり、こっち行ったり寄り道の多い教師がいましたでしょ。僕もそうです(笑)。今後も寄り道が多い講座と覚悟しておいてください。でも、これも株の経験話とつながっていくんですよ。

白板に書いた外出先がバレて株価が上がる!?

 さて、冒頭の「株式市場の世界では、成功経験と失敗経験のどちらが大切か?」ですが、結論をいえば、失敗経験のほうが役立ったと断言できます。逆に成功経験が足を引っ張るケースも多いのです。んっ? 岡本さんに株の成功経験があるんですかって? 約30年いた世界ですよ。少しはあります(笑)。


 例えば、新興市場の世界。若かりし頃、証券専門紙「市場新聞社」の記者時代、直属の上司に「いずれ店頭市場が脚光を浴びる時代が来る。今、店頭企業を歩いている記者はいない。今から歩いておいたほうがいい」といわれ、店頭企業を取材するようになりました。店頭市場は今ではジャスダック市場となり、当時使われていなかった新興市場・銘柄という言葉はポピュラーになりました。

『ヒルズ黙示録 検証・ライブドア』


人間ドラマとしては抜群に面白い一冊

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