消費者が企業活動に抱く疑問を考察するサイト ビジネスジャーナル ⁄ Business Journal
成功経験が強いと、どうしても自分に都合のよいほう(執着するほう)に流れやすい。新興市場で成功した人は、同市場に相場の流れが行っていないときも、つい同市場に執着してしまいかねない。大型株に流れが行っているときは、新興系の中小型株ではなく、大型株のほうに行かなくてはいけません。相手(相場)に合わせ、付き合っていくには、意外と成功体験が邪魔をしてしまうことが多いのです。
逆に失敗経験は、「あのときどうして間違えたのか?」と振り返り、「自分の好み、強い分野(=成功経験のある分野)にとらわれすぎて、相場の流れに合わせなかったことが原因だった」と分析できます。失敗が多ければ多いほど、そのことが体でわかってきます。
私も失敗を繰り返すことで、相場に合わせる重要性が理解でき、失敗体験のほうが大切だと思うようになったのです。もちろん理想は、その都度相場に合わせてさまざまな成功経験を積むことですが、凡人の僕には無理でした。凡人丸出しの僕にとっては失敗経験のほうが役立ったわけですが、今後は、理想=多くの成功経験を重ねていきたいと無謀なことを考えています(笑)。
では次回からいよいよ、数々の失敗経験を書いていこうと思いますが、さて、またここで宿題です。
「業績が伸びる企業の株価は上がる」
これは正しいでしょうか?
(文=岡本昌巳/経済ライター)
Business news pick up
RANKING
23:30更新関連記事
2024.10.18 15:10
2024.09.24 07:10
2024.09.22 18:00
2024.09.18 06:00