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三木谷楽天社長が旗揚げした「新経連」はアンチ経団連?

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三木谷社長、いい笑顔。
 経団連を脱会して1年。楽天の三木谷会長兼社長(47)は新たな経済団体「新経済連盟」(新経連)を6月1日に旗揚げした。これは、三木谷氏が会長を務めてきた「eビジネス推進連合会」が名称を「新経連」に変更したもの。新しい経済連盟(=経済団体)を謳っている。三木谷氏の野望は何か?


 三木谷氏は2011年6月、経団連を退会している。きっかけとなったのは、東京電力福島第1原子力発電の放射能汚染事故だ。「経団連は、(電力の)発送電分離の話がでたとたんに、それに反対し、原子力発電所の再稼働については賛成だと、早速言う。あたかも経済界の統一見解のようにそう言う。だから僕は『そんなことはないよ』と世の中にはっきり言いたかった」。これが三木谷氏の経団連脱会の弁だ。


 あれから1年。同氏は新経連について、「経団連にいきなり対抗しようとは思っていない。インターネット周辺から政策提言や政策立案に協力する。その実現に向けたロビイング活動を展開していく」と語っている。持論である医薬品のネット販売の全面解禁やネット選挙の実施を働きかけるほか、三木谷氏が主張する「電力会社の発送電分離」に取り組むことになる。


 日本のネット産業の規模は10年に23兆円に到達し、公益事業、農業、鉱業などを上回り、経済規模で9番目となった。製造業主体の経団連に風穴をあけるという狙いがあることは明らかだ。


 しかし、新経連をネット業界全体が支持しているわけではない。「会員の中でロビイング活動に消極的だった(一部の)企業は脱会した」(三木谷氏)。具体的な社名を挙げていないが、ソフトバンクグループのヤフーを指していることは明白だ。ソフトバンクの孫正義社長(54)は「脱経団連」を示唆しているものの、新経連とも距離を置いている。


 そもそも10年2月22日、三木谷氏が呼び掛け人となり、初めての業界団体「eビジネス推進連合会」が発足した。会長はネット通販サイト最大手である楽天の三木谷氏、副会長はネット検索最大手、ヤフー社長(当時)の井上雅博氏(55)、幹事はネット広告大手、サイバーエージェント社長の藤田晋氏(39)。238社の一般会員(議決権あり)と、1427社の賛助会員(議決権なし)の計1665社で構成されていた。


 三木谷氏は「諸外国はネットを利用して成長していこうとしているが、日本は逆に制約をかけていく方向にある。過剰な規制は社会経済の効率性を歪める」と設立の趣旨を説明した。

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