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サッカーW杯、ザックは3ー4ー3を使うのか?に学ぶリーダー学

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「日本サッカー協会公式ウェブサイト」より
 いよいよ明日6月3日(日)のオマーン戦から、サッカーワールドカップのアジア最終予選が始まる。その8ゲームのうち、


 ・同月8日(金):対ヨルダン戦(ホーム)
 ・同月12日(火):対(宿敵!)オーストラリア(アウェー)


と3連戦――その頃には、日本中が湧きたっているだろう。
 

 海外組の香川・長友・本田が揃うし、海外と違ってシーズン真っただ中である国内組の若手選手たちも、台頭してきた。南アフリカ大会とは監督の格も違う。今回のほうがよほど面白い。


 さて、日本代表のザッケローニ監督だが、自身がACミラン監督としてセリエAを制した"おハコ"の「3ー4ー3システム」(以下、「3ー4ー3」)を選手に練習させ、虎視眈々と戦術に取り入れようとしている。これをどこで使うのか? という点も、たまらない見どころだ。


「3ー4ー3」というのは、FW:3人とMF:4人の計7人による、「縦にコンパクト、横にワイド」の超攻撃型システムだ。当然、「デフェンスを弱くしない」「目まぐるしい連携プレーが必要になる」など、相当高度なプレーが必要とされる。


 サッカーでもビジネスでも、戦術・方針が不明確なのが一番いけない。選手が迷ってしまうし、メンバーの力が結集しないからだ。しかし、あまりにもシステムにこだわりすぎると、選手の自主性や臨機応変さがなくなって、アイデアのヒラメキ、そして戦闘力が低下する。


 トルシェ監督や岡田武史監督にはその傾向があって、選手は不満を持ちながらプレーしていたところがある。逆にジーコ監督のときは、戦術が明確でなく、選手が迷い、チームの力が結集しきれなかった。


 昨年ザッケローニ監督が初めて試合本番で「3ー4ー3」を試したとき、選手には2つの受け止め方があったのが、興味深い。


「『3ー4ー3』によって、僕は思う存分攻撃も守備もできる。みんなの力が合わさってこれはすごいオプションだ。僕をワクワクさせる」(今野泰幸選手)
「システムにこだわりすぎた。枠に縛られず、もっと自由な発想でのびのびプレーしたい」(本田圭佑選手)


 この今野選手の受け止め方は、ビジネスの世界でも注目に値する。つまりリーダーのトップダウンが明確で強いからこそ、「迷う自由が」なくてのびのび仕事ができるということだ。みんなの力もひとつの方向に結集できる。ただし、目標や方向は指示しても、細かい方法は任せたほうがよい。人間は強制されると、どうも束縛されているという被害者意識を持ちがちだ。つまりリーダーは、ひとつの方向に向かって、部下やメンバーに自由を与え、個性や創造性を発揮させたほうが、個人も集団もはるかに活性化するのだ。

『ザッケローニの哲学』


ヒネリのないタイトルにも程がある

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