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みずほ銀行社員が告白、不祥事とシステム障害続出のずさんな社内体質…海外で不適切行為も

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ザ・メガバンク、みずほFG傘下のみずほ銀行。
(「同行HP」より)
 国内三大メガバンクの一角を占め、総資産・時価総額ベースで世界第10位(2007年時点)のみずほフィナンシャルグループ(FG)。12年3月期決算では、アジアなど海外向け貸し出しの好調により、4800億円もの最終益を達成し、足下の業績が好調に見えるが、過去には大規模システムトラブルなどで世間を賑わせた。そんな同FG傘下で、主にリテール・中小企業向け金融を扱うみずほ銀行現役社員のA氏が、ベールに包まれた"ザ・メガバンク"の内情を語る。


頻発するシステム障害


 昨年の東日本大震災後にウチが起こしたシステム障害は記憶に新しいと思いますが、原因としては、義援金の振り込みが集中してシステムがパンクしてしまったことにありました。もともとみずほは、お金をケチってなのか、「勘定系システム」(預金、融資、為替といった業務を処理するための大型コンピューターを使った中核システム)がかなり古く、今までずっと使い続けてきたのですが、それが今回の大量の義援金の受け付けをきっかけに、振り込み処理の遅延やATMの全面停止を招いてしまいました。途中から手作業での運用に切り替えたことで人的ミスも重なり、その後の対応もグダグダして、結局、正常に戻るまでに10日間もかかってしまいました。


 大規模なシステム障害は、今に始まったことではありません。旧第一勧業、旧富士、旧日本興業の3銀行のシステムを2002年4月1日にみずほ銀行として一本化するシステム統合の際にも、コンピューターシステムが未統合のまま見切り発進して、開業初日からATM障害や、公共料金の自動引き落としなどの口座振替に遅延が生じ、大規模なシステム障害に陥った経緯があります。


 こうしたことを招いてしまう原因は、基本的には社員のスキルセット(必要な知識や技能)が弱いことにあると思いますが、その背景にはシステムのことがわかっている人材が少なく、そこがかなりのウイークポイントになっていますね。システム開発において、ベンダー(外注先)への丸投げもよくあります。


 大企業ならどこでもそうかもしれませんが、役員といった経営にかかわる人たちは、現場のことはよくわかっていないと思います。みずほグループのシステム関連企業の経営者も、みずほ銀行出身の社員が持ち回りで代わるので、ITのことはさっぱりのようです(笑)。


頭取が女子アナと路チューをフライデー


 スキャンダルといえば、週刊誌の「フライデー」(講談社)に掲載された、みずほコーポレート銀行の齋藤宏頭取(当時)の女性スキャンダルがありましたね。


 齋藤頭取は、旧日本興業銀行出身の超ワンマン経営者でもありました。みずほコーポレート銀行は08年3月期に米サブプライム問題の影響で巨額損失を計上して、最終赤字に転落したんですけど、齋藤頭取は経営責任を取ろうとせず、行内外から批判を浴びていました。


 そんなときに出てきたのが、このスキャンダルです。相手の女性は、齋藤頭取が社外監査役を務めていたテレビ東京の女性記者で、けっこうな巨乳だったようです。東京・麻布の寿司屋から出てきた二人が、路上でキスをしていたところを写真に撮られてしまいました。「フライデー」によると、その後は、タクシーでとあるマンションに向かって、2時間半ほど密会していたようです。何をしていたかは......ですよね。

『金融腐蝕列島 (上)』


舞台はみずほ母体の旧第一勧銀。

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