その後、すぐには辞任せず、しばらくは残っていましたが、それだけ権力が強かったのでしょう。とはいえ、その後、彼がいくら偉そうなことを言っても、社員の間では「おまえ路チューしてんじゃん」「フライデーに載った翌日、秘書たちとどんな顔で会ったんだよ」って、陰でささやき合っていましたね(笑)。
海外では「本番」が当たり前
みずほは海外にも支店があり、海外出張に行く機会があります。当然、夜は接待や遊びに、いろいろなところによく行っていますね。
例えば、ニューヨークにはリトル東京のようなエリアがあって、日本人が働いているキャバクラがあったりします。その店の客は、日本から出張で来ていたり、現地駐在の、日本を代表する名だたる一流企業の社員ばかり。そこに行ったことがあるという社員から聞いた話では、ある日カラオケをしていたら、知らないおじさんがめちゃくちゃ絡んできて、しつこいのでひっぱたいてしまったようなのです。あとで聞いたら、そのおじさんは、某大手総合商社の執行役員だったようです(笑)。
ただ、最近は、みずほは欧米よりも中国などのアジアやロシア、ブラジルなどの新興国に注力し、そっち方面に行く機会が増えてきています。夜の世界でいえば、とくにアジアは欧米よりもディープな店が多く、「本番」をさせてくれるところもあって、出張した社員はみんなよく行っているようです。私も○○に行ったときに連れていってもらったことはありますね。
そのとき、本体の頭取も支店の視察で、取り巻き連中を10人くらい連れて、ファーストクラスに乗ってアジアをぐるぐる回り、その途中で○○に来ていました。さすがに、頭取クラスになると実態は闇の中なので、「本番」をしたかどうかわかりませんが、頭取が女子アナとの「路チュー」をフライデーされても平気な顔で地位に居座るような会社ですから、いわずもがなのような気もしますが……(笑)。
(構成=編集部)
<目次>
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【3】ルネサス社員語る「社員をもっとクビにしないと会社潰れる」
【4】PwC社員語る「名門コンサルは”恐喝”クビ切り法も一流」
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