薬はもちろん、日用品から食品まで我々の生活に欠かせない商品を多数取り揃えている便利なドラッグストア。そのフロントランナーとして、1932年の「松本薬舗」創業から数えて実に89年もの歴史を紡いできたのが、ドラッグストアチェーン大手の「マツモトキヨシ」だ。
日本ソフト販売株式会社が集計した「【2021年版】ドラッグストアチェーンの店舗数ランキング」では、2021年1月時点で全国に839店舗を展開中と、マツキヨは業界老舗ブランドとしての健在ぶりが垣間見える。さらに、今年の10月にはドラッグストア業界の大手「ココカラファイン」と経営統合を果たし、商号を「マツキヨココカラ&カンパニー」に変更するなどし、再び勢いを取り戻しているのだ。
そんなマツキヨは、PB(プライベートブランド)である「matsukiyo」にも力を注いでおり、今期もつい手にしたくなるコスパ良好の商品をいくつも生み出している。そこで今期のマツキヨの買うべき商品を5つ選出したので紹介したい。
衣類に貼るカイロ レギュラー 30個/638円(税込、以下同)
寒さが厳しくなりつつある今日この頃、冷え性の方などは厚着をしてもなかなか寒さを防げずに苦労することも多いことだろう。
そんな人にぜひおすすめしたいのが「衣類に貼るカイロ レギュラー 30個」。この商品、その名の通り衣類に貼り付けるタイプのカイロで、最高温度が64度、平均温度は53度となっており、40度以上の温かさであれば持続時間はなんと12時間もあるという。大きさは横130mm×縦95mmと十分なサイズなので、腰や背中に貼り付ければ体をポカポカと温めてくれる。
特筆すべきは、そのコストパフォーマンスの良さ。10個入りの小袋が3つも入っているという大容量で、箱を手に持ったときのずっしり感には驚かされた。600円台で30個入りなので、1個当たり20円ほどということになる。これからの季節に常備しておいて損はないだろう。
消毒用アルコールハンドジェル 310ml/767円
乾燥と寒さが強まってきたこの季節。全国的なワクチン接種が進み、1日の感染者数報告も減ってきたとはいえ、まだまだ新型コロナウイルスへの感染対策は予断を許さない状況だ。こうした環境下は我々の生活様式にも変化を生み、ちょっとした外出から戻ったときには、アルコールで手を消毒することが習慣化している人も多いだろう。
しかし、市販のアルコール消毒薬のなかには難点があるものも多い。配合されている水分の量が多く殺菌能力が低いものや、配合成分の関係で使ったあとにベタベタ感が残るものなど、一概にアルコール消毒薬といっても玉石混交。
その点、マツキヨの「消毒用アルコールハンドジェル 310ml」は、厚生労働省が推奨する「70%以上95%以下のエタノール濃度」をきっちりクリアしているだけでなく、ヒアルロン酸Naやグリセリンといった保湿成分も配合されているので、使い終わったあとに程よくしっとりするのが好印象。本品は、消毒用アルコールのトップメーカーである健栄製薬が開発した商品のため、信頼性も高い。
弱酸性泡ボディソープ 本体 600ml/657円
体を芯から温めてくれるお風呂の時間が、この季節の楽しみという方も少なくないだろう。そんなバスタイム好きにおすすめしたいのが、この「弱酸性泡ボディソープ 本体 600ml」だ。
本品にはヒアルロン酸Naやシアバターといった保湿成分が含まれているので、使用後は肌がしっとりと潤うのが特徴。そのため敏感肌の方や小さなお子さんがいるご家庭にも最適なのではないだろうか。香りは万人に受けやすいフローラルなソープの匂いなのも嬉しい。
また、ワンプッシュでモコモコと泡立った状態で出てくるので、いちいち自分で泡立てる手間が省けるのもポイント。容量も600mlとたっぷりサイズで値段もお手頃なので、次にボディソープを買い替える際の候補に入れておくといいだろう。
メガネクリーナー 曇り止め付 20包/327円
コロナ禍によって外出時にマスクをつけるのが日常になって2年弱。メガネをかけている人にとっては、マスクを着用しているとメガネが雲ってしまうというのは、“あるある”の悩みとなっている。特に、呼吸に伴う湿気がメガネのレンズを曇らせてしまい、目の前が見えなくなるという悩みは、室内外での寒暖差が大きいこの時期からより顕著になってくるだろう。
そこで紹介したいのが「メガネクリーナー 曇り止め付 20包」。こちらは個包装された約100mm×100mmのクリーナーシートが20包入ったお得な商品で、軽くメガネのレンズを拭くだけで、汚れも落ちるうえに厄介な曇りも軽減してくれるのである。
さらにこの商品、パソコンやスマホの画面、カメラのレンズにも使用できるなど用途の幅も広い。ただ、強く拭きすぎるとレンズに跡が残ってしまうので優しく扱うのがコツだ。
しょうがくず湯 12g×6袋/159円
マツキヨの商品の魅力は生活用品だけにとどまらず、食品にも注目すべき商品は数多くある。そんななかからおすすめしたいのが、「しょうがくず湯 12g×6袋」である。
手先や内臓の冷えなどで調子が悪くなる人も増え始めるこの時期。沸騰したお湯で溶かして飲むしょうがくず湯は、体を内側からポカポカに温めてくれるはずだ。上質な国内産のしょうがにこだわっており、鼻を近づけるとそのしょうがのピリッと香り高い匂いが感じられる。
実際に飲んでみると、北海道産の上白糖や黒砂糖の奥行きのある甘さと、しょうがの風味が口内に広がる。本くず配合でとろりとした喉越しなので、飲み込んだあともくず湯が喉やおなかを温めてくれるのを感じることができるだろう。
低価格で高品質な商品が魅力のマツキヨのPB「matsukiyo」。日夜新たな商品を生み出し続けるこのブランドからは今後も目が離せない。ぜひマツキヨに足を運んだ際は、今回の記事を参考に賢い買い物をしていただきたい。
(文・取材=A4studio)
※情報は2021年10月29日現在のものです。