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『入社10年目の羅針盤』(岩瀬大輔著)ベストセラー特別企画(1)

「他人より8倍の仕事をするデキる人になるためには?」ライフネット生命・岩瀬大輔が伝える

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岩瀬大輔氏
 昨年も数多くのビジネス書が刊行され、その中でもベストセラーの1つとして特に話題になったのが、ネット生保トップシェア・ライフネット生命保険副社長・岩瀬大輔氏が上梓した『入社10年目の羅針盤』(PHP研究所)だ。自身の経験を踏まえた実践的な内容が満載の本書を、「入社10年目の部下」に読ませるために購入する管理職も多いという。

 今回はベストセラー記念企画として、5回に渡り、本書のエッセンスをお届けします。

●出来ない仕事は「借りる力」で解決せよ

「あの上司は現場のことがわかっていない。考えていることが理解できない。どうすればいいんでしょうか?」

 よくビジネスパーソンからこんな相談をされる時に、私はハーバード・ビジネススクールで教わった言葉をお話しします。

「Managing Your Boss」

「自分の上司を上手にマネージせよ」という意味です。上司は仕事については自分よりもたくさんのことを知っています。だから、どんなに嫌いでも敬意をもって接していきましょう。そして上司を上手にマネージするには上司の力を「借りて」仕事を進めていくといいと思います。

 私は20代のころ、「他人の8倍の仕事をする男」と言われたことがあります。これは上司の力をうまく「借りていた」ので、8倍のアウトプットになったのです。「借りる力」を身につけていれば、実力のない人でもすぐに「デキる人」になることができます。

 例えば大切なお客様のところに営業に行く時に同行してもらう。プレゼン資料を作ったら、事前に上司にみてもらう。しっかりと結果が伴えば、上司もいずれはあなたのことを認めてくれるでしょう。

●仕事を楽しむゴールデントライアングル

 私は仕事を楽しむ3つの仕事観、「ゴールデントライアングル」を大事にしています。

(1)何をやるかよりも「誰とやるか」

 私がライフネット生命を起業した時、最初から「生保をやる」と決めていたわけではありません。投資家の谷家衛さん(あすかアセットマネジメントCEO)に「新しいことをやろう」と言われて「この人と何かやったら面白そうだな」と感じたことが、結果として起業の道を選ぶことになりました。

(2)自分にしかできない「何か」はあるか

 私はこれまで小さな会社を転々としてきました。何が起こるかわからない。突然面白そうな仕事がまわってくる。若いうちからさまざまな経験を積むことができました。自分がかけがいのない存在として職場で働くことができました。

(3)社会に「足跡」を残したい

 人間はいつか死んでしまう儚い存在です。だからいつか死んでしまっても、誰かに覚えていてもらえるような仕事、世の中にこれまでになかったものをつくって後世に残るような仕事をしていきたいと思っています。

 この世に楽しい仕事とつまらない仕事があるわけではありません。すべての仕事は気の持ちようによって楽しくなるはずです。

●岩瀬大輔(いわせ・だいすけ)
:ライフネット生命保険株式会社代表取締役副社長
東大法学部在学中に司法試験に合格するも、卒業後はボストン・コンサルティング・グループや投資ファンド会社を経てハーバード大学ビジネススクールに留学。同大学でMBAを取得し、上位5%の成績で卒業後は、戦後初の独立系生命保険会社・ライフネット生命保険の設立に参画。現在は同社代表取締役副社長を務める傍ら、2010年世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」にも選出され、毎年同会議に出席している。

『入社10年目の羅針盤』


5万部を突破した岩瀬大輔氏の最新刊。

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