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【対談】岩瀬大輔・中川淳一郎「仕事がデキない人の条件」

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【対談】岩瀬大輔・中川淳一郎「仕事がデキない人の条件」の画像1対談中、笑い声が絶えなかった岩瀬大輔氏(左)と
中川淳一郎氏(右)。
 戦後初の独立系生命保険会社であり、ネット生保トップシェア・ライフネット生命保険の設立メンバーであり、同社副社長を務める岩瀬大輔氏が7月に上梓した、『入社10年目の羅針盤』が売れている。

 出版からわずか1カ月で5万部を突破し、
 
 「できない仕事は、『借りる力』で解決せよ」
 「仕事を楽しそうにしている人の秘密」

など、自身の経験を踏まえた実践的な内容が満載の本書を、「入社10年目の部下」に読ませるために購入する管理職も多いという。

 そんな岩瀬氏が“意外にも”今回対談相手として選んだのは、以前から親交のあるネットニュース編集者で、『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)などの著書を持つ中川淳一郎氏だ。

 前回対談(http://biz-journal.jp/2012/08/post_565.html)に引き続き今回は、

 「ほかにいい仕事がある、は幻想」
 「できないことに悩むのは、周囲に迷惑」
 「『仕事で自己実現』の弊害」
 「キャリアプランを立てるのは間違い?」

などについて、おふたりの日頃の経験も交え、たっぷり語ってもらった。

【対談】岩瀬大輔・中川淳一郎「仕事がデキない人の条件」の画像2岩瀬大輔氏
岩瀬大輔氏(以下、岩瀬) 2011年5月に、『入社1年目の教科書』(ダイヤモンド社)という若手向けの本を出しまして、おかげさまでけっこう売れたんですね。ただ、自分ではどうして売れたのか、理解できなかった。だって、自分で読んでみて、あまり面白くないんですよ。「24時間以内にメールを返信しよう」とか「死んでもやれ」とか「遅刻するな」とか、ものすごく基本的なことばかり書いたので。ただ、とても評価していただいたんですよね。

 それで気づいたのですが、みんな案外、そうした基本的なことほど、きちんとできないみたいなんです。「すぐ相談しろ」みたいなことも、そのひとつ。

 僕が最初に入社したのは外資系のコンサルティングファームのボストン・コンサルティング・グループだったんですが、当時の上司にこんなことを言われたんですよ。

 「岩瀬みたいに、年中オレのところに相談に来るヤツは初めてだ」

って。その次に転職した会社の上司にも

 「普通は提出書類に赤入れ(修正)すると落ち込んだりするヤツが多いのに、岩瀬は赤を入れれば入れるほど、すごくうれしそうに帰っていく」

と笑われたりしましたね。

BusinessJournal編集部

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