中川淳一郎氏(右)。
出版からわずか1カ月で5万部を突破し、
「できない仕事は、『借りる力』で解決せよ」
「仕事を楽しそうにしている人の秘密」
など、自身の経験を踏まえた実践的な内容が満載の本書を、「入社10年目の部下」に読ませるために購入する管理職も多いという。
そんな岩瀬氏が“意外にも”今回対談相手として選んだのは、以前から親交のあるネットニュース編集者で、『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)などの著書を持つ中川淳一郎氏だ。
「実は今日は中川さんに相談がありまして……」という岩瀬氏の言葉から始まった今回の対談で、
「どうすれば仕事が楽しくなるのか?」
「とりあえず黙って黙々とやることの大切さ」
「意識が高いことによる弊害」
などについて、お2人の若かりし修業時代の経験も交え、たっぷり語ってもらった。
岩瀬大輔氏(以下、岩瀬) いきなりで申し訳ないんですけど、中川さんにさっそく質問してもいいですか? 実はずっと悩んでいることがあって、今回、せっかくの機会だから、中川さんにぜひ相談に乗っていただきたいなと。
中川淳一郎氏(以下、中川) え、なんですか? いや、オレでよければいくらでも。
「そりゃ、あなたがいい学校を出て、いい会社で働いてきたから言えること」
「ブラック企業でも、3年は我慢しなきゃいけないのですか?」
なんて反論が来まして……。
中川 そういうことを言うヤツは、放っておけばいいんですよ。