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岡村隆史、日テレ・ドラマ批判に苦言「お門違い。批判のターゲットに。テレビ終わった」

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岡村隆史、日テレ・ドラマ批判に苦言「お門違い。批判のターゲットに。テレビ終わった」の画像1『明日、ママがいない』公式サイト(「日本テレビ HP」より)

 今クール(1~3月期)の連続テレビドラマで、児童養護施設で親と離れて暮らす子供たちを描く『明日、ママがいない』(日本テレビ系)をめぐり、赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を設置している慈恵病院(熊本市)が「児童養護施設の子供たちへの差別を助長する」との理由で、同局に放送中止を求め、さらに全国児童養護施設協議会や全国里親会も相次いで同様の抗議文を同局に送付。これらを受け同局は、「子供たちの視点から『愛情とは何か』をいうことを描く趣旨のもと、子供たちを愛する思いも真摯(しんし)に描いていきたいと思っております」との声明とともに番組の継続を発表し、波紋を呼んでいる。

 この一連の騒動について、お笑いタレント・岡村隆史(ナインティナイン)は、1月24日1:00~放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に出演し、同ドラマへの批判に対し苦言を呈した。

 まず岡村は、同ドラマが各方面から批判を受けていることについて、「(テレビ番組では)なんにもできへんようになる。また(視聴者が)ちょっと気に食わないと、また(番組が)中止になって、ニュースになって。そんなのばっかり」「テレビは終わった」などと困惑した様子を見せた。

 続けて、「お芝居ですから」と同ドラマがあくまでフィクションであることを強調し、一部で主演の子役女優・芦田愛菜に対し「可愛そう」と同情を寄せる声が上がっていることについても、「違う。すごいお芝居をして、逆に褒めてあげるべき。お門違い、ドラマだから」と違和感を示した。

 また、前出の慈恵病院が22日、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会に審議を求める申立書を送付したことについても触れ、「ドラマの現場もナーバスになって、こんなん(=BPOへの審議要請)入れたら自主規制してしまう。BP0がどんな判断するかわからんけど、『審議する』って言ったら、現場は委縮するに決まってる」と懸念を表した。

 加えて、同ドラマを実際に観たという岡村は、「(施設の子供たちを)応援したくなる。良いドラマだと思ったりする」との感想を漏らし、「(ドラマの評価は)最後まで観てからじゃあかんの?」と、同ドラマが放送途中で批判されていることへの不満を口にした。

 番組内ではこのほかにも、岡村は「ついにくるとこまできた」「何かしら(批判の)ターゲットにされる。怖いわ、いやになってきた」などとしきりに困惑の声を漏らし、相方の矢部浩之が「スタッフも出演者さんも、一生懸命につくってる」「(同ドラマを)楽しみにしている人もいる」と岡村の意見に同調するシーンも見られた。

 岡村は以前、自身がレギュラー出演するテレビ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)内の演出に対し、放送後にネット上で批判の声が寄せられた事態を受け、『オールナイトニッポン』内で、「ボケですやんか。それをなんかチクチク」「これからは、テレビ画面に『バラエティー番組でコントやってます』って、出さなあかんのかな」などと疑問を投げたこともあった。加えて、昨年には、テレビ番組『FNS27時間テレビ 女子力全開2013 乙女の笑顔が明日をつくる!!』(同)内の一コーナーとして放送された『めちゃ×2~』の内容が、BPOの審議の対象にもなった。

BusinessJournal編集部

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