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韓国人のタイ国王侮辱画像事件に、王族が秀逸コメント タイ人は“重大な”懸念を警告

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「Thinkstock」より
「韓国ネットユーザーによる、タイ王室侮辱事件」をご存じだろうか?

 発端は、韓国の仁川(インチョン)で9月19日~10月4日まで開かれていた「第17回アジア競技大会(アジア大会)」。

 この大会では、韓国のホスピタリティの低さが露呈する問題が頻発した。

 外国人選手用の宿舎は暑い時期にもかかわらず、エアコンはおろか扇風機すらなく、さらに窓を開けようにも網戸もなく、選手たちは猛暑の中で窓すら開けられずに過ごすことを強いられた。また、選手向けの食事は非常に質素で、その上、配られた弁当からサルモネラ菌が検出され、あやうく食中毒を起こす危険もあった。ビーチバレーボールでは、まともな更衣室もシャワーも設置されておらず、粗悪なテントで着替えだけをした。このように、国際大会とは思えないほどのお粗末さだった。

 競技に目を向けても、審判が時に「韓国びいきで不公平」との批判の声が世界中から上がるような判定を下して問題となる事態が多々あった。

 ボクシング女子ではインド選手が不公平な判定で韓国人選手に敗れたと抗議して、表彰式で銅メダルの受け取りを拒否したことが大きな話題となった。また、サッカーでは北朝鮮の選手が、不可解な判定をした審判に対してペットボトルを投げつけて退場させられた。日本戦でも、試合終了直前に韓国に与えられたPKの判定を批判する声は多い。ほかにも、バドミントンで日本対韓国の試合中に、体育館内で韓国選手に有利な風が不自然に吹いたという証言が多数なされるなど、不正を疑われる状況も何度も見受けられた。

 そんな中、9月30日に行われたタイ対韓国のサッカーの試合で、審判が韓国にPKを与えた判定をめぐって、多くのタイ国民がインターネット上に韓国を批判するコメントを書き込んだ。

 すると、これに逆上した韓国のネットユーザーが、タイの国王を侮辱する画像などを作成してネットに投稿した。タイでは国王の人気は非常に高く、その国王を侮辱した韓国人の行為にタイのネットユーザーが激怒した。これが、韓国ネットユーザーによる「タイ王室侮辱事件」の概要だ。

 大会閉会後の10月11日には、タイの国旗を踏みにじるデザインの歩道が韓国につくられたことが発覚し、各国のニュースで報じられた。これにタイ世論が猛反発し、在韓国のタイ大使が韓国政府に経緯を問い合わせた上で正式に抗議する事態に発展しており、タイでの嫌韓ムードが高まっているという。

●タイの王族へ独占インタビュー

 日本でもアジア大会での判定への批判は非常に多く、本事件についても韓国ネットユーザーへの批判の声が強まっている。本事件について、当のタイ王族はどのようにお考えなのだろうか?

 そこで、今回はタイの王族の方に匿名を条件としてインタビューを実施した。ちなみに本インタビューは、タイで不動産情報の調査と情報提供サービスを運営しているAIS(Asia Investment Support)の協力を得て実現した。

「タイの国内では、王室侮辱事件については報道されていません。タイの王室に向けた侮辱的な内容の報道は禁止されているのです。通常、そのような内容についてはインターネットでも、タイ国内では見ることができないはずです。そのため、国内では大多数の人は事件を知りません。タイ人のネットユーザーがその件で書き込みをされているのであれば、それは国外にいる方か、国外のサーバー等につないでからネットを見ている方ではないでしょうか」(王族の方)

 現地の人にも取材して聞いてみると、確かにタイ国内では王室侮辱事件を知っている人は非常に少ない。国王や王家についての侮辱的な内容は、放送も禁止されている。例えば映画やミュージカルで有名な『王様と私』(20世紀フォックス)なども、タイ国内では上演・上映、テレビ放送をはじめ、DVD等の持ち込みも禁止されているほどで、そもそも同作品の存在を知っている人も多くないという。

 タイの王室は非常に長い歴史を有し、国民からの人気も絶大な存在だ。その王家を逆恨みともいえる理由で一部の韓国人が侮辱した事件について、「もしタイで報道したら、国民は韓国への批判や不満が爆発して、抑えが利かなくなるかもしれない」と現地の人たちは口を揃えた。実際に画像をタイ現地の人に見せると、あまりの内容のひどさに「韓国人が大嫌いになった」とコメントした。

 この事件について尋ねると、王族の方は以下のようにコメントされた。

「国家の品格というものは、国民一人ひとりが良識と節度のある行動を積み重ねることによってこそ形成されるものだと思います。それぞれの国民が、それを自覚して、良識と節度ある行動を心掛けることが大切だと思います」

 韓国においても、このような心ない行動を取っているのは一部の人であろう。その一部のネットユーザーによって国家のイメージが悪化しているのは悲しいことである。各国とも、良識と節度ある対応を心掛けるべきであろう。
(文=編集部、協力=タイ不動産調査サービス・Asia Investment Support)

・AIS(Asia Investment Support)
AISでは、来年度にASEAN統合が予定され、値上がりが期待されるタイをはじめとした東南アジアの不動産情報を調べ、日本人にお勧めのお買い得な特選情報をサイト(http://www.asiainvestmentsupport.com/)で提供している。