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ライザップ、経営再建に暗雲…中核の「RIZAP」事業急失速で深刻な事態

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ライザップ(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 トレーニングジム「RIZAP」を展開するRIZAPグループ(ライザップグループ/以下、ライザップG)は11月14日、2019年4~9月期連結決算(国際会計基準)を発表した。最終損益は6600万円の赤字(前年同期は85億円の赤字)だった。改善はしているが、黒字化には至らなかった。4~9月期での赤字は2年連続となる。

 売上高は2.5%増の1082億円、営業損益は27億円の黒字(前年同期は58億円の赤字)だった。営業損益に関しては、前年同期にあった構造改革費用がなくなったほか、多くの上場子会社の業績が改善したことが寄与した。

 一方で売上高が伸び悩んだが、特に問題となるのが、本業のRIZAP関連事業の失速だ。同事業の売上高は微増の222億円にとどまった。18年4~9月期(221億円)は17年同期の154億円から大きく伸びていたので、ここにきて急ブレーキがかかったことがわかる。

 中核のボディメイク事業の累計会員数の伸びの鈍化が懸念だ。19年9月末の累計会員数は14万3000人で、1年前の12万1000人からは2万人以上増えたが、18年9月末までの1年間の増加数(9 万2000人から12万1000人)よりも少なく、伸びが鈍化していることがわかる。

 ライザップGはRIZAP関連事業について「5月15日の決算発表が入会者数に影響」したと指摘している。

 同社は5月15日に19年3月期の決算を発表、M&A(合併・買収)で傘下に収めた不採算子会社の経営再建で構造改革費用がかさみ、最終損益は193億円の赤字(前期は90億円の黒字)に転落した。

結果にコミットできず入会者伸び悩みか

 ライザップGは「結果にコミットする」ことを売りとしてきた。だが、子会社の経営再建に遅れが生じ、この面では結果にコミットできないでいる。このことから「本業のボディメイクでも結果にコミットできないのでは」といった印象が消費者の間に広がり、入会者数の伸び悩みにつながったとみられる。

 ボディメイク事業の店舗数も伸びが鈍化している。19年9月末時点の店舗数は130店で1年前から5店増えたが、18年9月末までの1年間の増加数(8店)や17年9月末までの同増加数(34店)よりも少なく、伸びが鈍化していることがわかる。

 本業のRIZAP事業では成長に黄色信号が灯ったわけだが、一方で子会社の経営再建では一定程度の成果を出せている。19年4~9月期(国際会計基準)の営業損益について、CD・ゲームソフト販売のワンダーコーポレーションが5億6000万円の黒字(前年同期は33億3900万円の赤字)に転換した。補正下着販売のMRKホールディングスは6億5100万円の黒字(同5億7900万円の赤字)に転換している。

 一方で厳しい状況の子会社もある。19年4~9月期(国際会計基準)の営業利益について、カジュアル衣料専門店のジーンズメイトは前年同期から4割強減って8200万円になった。フリーペーパー発行のぱどは4億円強改善したものの、なお1億5700万円の営業赤字と黒字化できていない。

 ジーンズメイトは17年1月にRIZAPと資本業務提携を結び、翌2月に同社の連結子会社となった。以降、RIZAPの支援を受けて経営改革を進めてきた。

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