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仕事の生産性を高めるために磨くべき3つの「基礎能力」

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※画像:『ピークパフォーマンス』(WAVE出版刊)

「効率を上げて、成果を出し、キャリアを積み上げたい」
「生産性を上げたい。そして趣味の時間や家族・友達との時間を増やしたい」


 こう願いながら毎日仕事をしている人は少なくないだろう。「効率アップ」「生産性の向上」は、ビジネスパーソンにとって自分らしい幸せな人生を送るために最も必要なスキルである。


 しかし、小手先のスキルや技術だけでは、パフォーマンスを最大化することは難しい。なぜなら、自分自身をマネジメントできていない限り、本質的な意味で生産性を上げることに結びつかないからだ。


 生産性の向上というと、どうしても「時間の使い方」をイメージしてしまうが、「管理すべきなのは時間ではない」と指摘する人物がいる。新卒でP&G社に入社して以降、日本人として初めてマックスファクター社長に就任し、さらにP&Gバイスプレジデント、アストラゼネカ役員と華々しいキャリアを築いてきた野上麻理氏である。


■エネルギーの管理がパフォーマンスの最大化を生む


 野上氏は著書『ピークパフォーマンス』(WAVE出版刊)で、「ビジネスのプロは時間よりエネルギーを大切にする」として、成果を最大化するには、自分のエネルギーをマネジメントすることが必要だと述べている。


 一体どういうことなのか。「時間」は1日24時間と決まっていて、それ以上にもそれ以下にもならない。パフォーマンスをより高めたいならば、睡眠時間を削って仕事をするという方法もあるが、それでも限界がある。


 確かに時間の使い方の効率化も必要だが、本当に重要なことは、いかに成果を上げるかということ。成果を上げるためには、集中力を保つための「エネルギー」の管理が必須になるのだ。


 「エネルギー」は「身体」「感情」「思考」「精神」の4種類ある。この4つのエネルギーはピラミッド構造になっていて、ベースに「身体」、次に「感情」、そして「思考」、一番上に「精神」がある。これらのエネルギーは自分自身が管理することで増やすことが可能だ。本書には「身体を整え、感情をコントロールし、思考を明確にして、精神と同じ方向に合わせていけば、最大のパワーが得られます」(p.28より)とつづられている。
このエネルギーレベルを自覚、把握し、マネジメントすることが、メリハリのついた仕事をしながら成果を上げる働き方につながる。


 ちなみに、野上氏自身、エネルギーのマネジメントを最初から出来ていたわけではなく、新卒入社後は、とにかく働き詰めで「時間に追われず、効率と生産性を高め、成果を出し続けるにはどうすればいいだろう」と悩んでいたという。そんな時、P&G社で「コーポレートアスリート」というパフォーマンスをアップさせるエネルギーマネジメントの手法を学ぶ機会を得て、仕事、プライベートは大きく変わった。


 ピークパフォーマンスを維持するために必要なのは、時間管理ではなく、エネルギー管理であることを実感した野上氏は、それ以来、自分や部下の育成にもこの考え方を取り入れ、大きな成長を遂げた。


 本書では、自分のエネルギーレベルを客観的に把握する方法、各エネルギーのコントロールの仕方が詳しく解説されているので、ぜひ参考にしてほしい。


■生産性向上は3つの基礎能力を高めることから始まる


 もう一つ、本書からご紹介したいのが「生産性を上げる方法」だ。生産性を上げるためには、「仕事の基礎能力」を上げることが必要で、その能力は3つあるという。


A.目的を明確に定義する能力
B.情報のインプット、アウトプットの速さ
C.物事の本質をシンプルにつかんで説明する能力


 では、それぞれ見ていこう。


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