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「ぼっち年末年始」はむしろ幸せ? 幸福学の第一人者が示す新たな考えとは?

新刊JP
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『幸せな孤独 「幸福学博士」が教える「孤独」を幸せに変える方法』
『幸せな孤独 「幸福学博士」が教える「孤独」を幸せに変える方法』

 年末年始は友人やパートナーと盛り上がって過ごすという方がいる一方で、いわゆる「ぼっち」で過ご方も多いでしょう。

 「ぼっち」というとマイナスな意味で捉えられがちですが「ぼっち=(孤独)」が不幸かというと、決してそんなことはありません。「幸福学」の第一人者であり慶應大学大学院教授の前野隆司氏の著書『幸せな孤独 「幸福学博士」が教える「孤独」を幸せに変える方法』 はそんなことを教えてくれます。

「間違った思い込み」が寂しさを増幅させる


 クリスマス、年末年始は「孤独」による寂しさを実感しやすい時期です。しかし、その寂しさは、前野氏によると「フォーカシング・イリュージョン」と呼ばれる現象だといいます。

 「フォーカシング・イリュージョン」とは、間違ったところに焦点を当てる、という意味です。例えば、みなさんはお金があれば幸せだと思いますか?

 ある研究によれば、年収800万円までは、収入が上がるほど幸せになりますが、それ以上増えても必ずしも幸福度は上がらないそうです。にも関わらず、「お金さえあれば幸せだ」と思い込んでいるとすれば、それは「フォーカシング・イリュージョン」であると言えます。

 人間関係も同様です。

 「友人が多い方が幸せ」「パートナーがいる人が幸せ」であり、そうでない人は不幸だという価値観に支配されていることが「寂しさ」「悲しさ」を生み出している可能性があります。もちろん、誰かがそばにいることで幸せになる人もいるでしょうが、すべての人に当てはまるわけではありません。「クリぼっち」や「ぼっち年末年始」という言葉は、「フォーカシング・イリュージョン」の象徴かもしれません。

幸福度が増す「3つの考え方」とは?


 幸福学の研究でも「孤独でありながら幸福度の高い人」がいることが分かっています。また、そうした人たちに共通する「考え方」が、前野氏の分析の結果、明らかになりました。以下の3つです。

1.うけいれる
2.ほめる
3.らくになる

1.「うけいれる」(自己受容)

 孤独に悩んでいる人は、独りぼっちである、友だちがいない、人に声をかけられないなど、マイナスだと思っているところばかりに目を向ける傾向があります。

 それらをマイナスだと思い込むこと自体が「悪い心のクセ」だと気づき、苦しんできた自分をゆるしてあげることです。

2.「ほめる」(自尊心)

 ここでの「ほめる」は自分をほめるということです。

 孤独による苦しみから抜け出せない人にとっての大きな問題は「自分には魅力がないから孤独なのだ」という誤った思い込み、悪い心のクセでしょう。周囲に人がいる、いないといったことは、必ずしも人間的魅力と正比例するものではありません。自分の魅力を再発見し、「ほめる」ことができれば、幸せがぐっと近づきます。

3.「らくになる」(楽観性)

 「まあいいか」と物事を深刻に捉えない考え方は、孤独に悩んでいる人にとって、もっともハードルが高い要素かもしれません。しかし、「うけいれる」で自分の良いところも悪いところも認め、「ほめる」で自分の良いところを伸ばす、という段階を踏んでくると、思っているほど高いものではなくなるでしょう。

3つの考え方は簡単レッスンで身につく


 書籍では、こうした考え方を身に付ける、独りでもできる24のレッスンも掲載されています。すべてをやる必要はなく、自分に合った出来るものから始めてもOKです。いずれも、今日からできる簡単なもので、三日坊主で終わらず、毎日コツコツ続ければいずれ、「幸せになれる」考え方が自然と身についていくとのことです。

 そもそも、年末年始だからといって、人付き合いが得意でない人が無理をして誰かといる選択をする方が、苦痛になる可能性が高いのです。また、パーティなど様々な準備に、余計な時間と手間を使わなくてはいけないといったこともあり得ます。

 「すべての悩みは対人関係の悩みである」と言ったのは、著名な心理学者のアルフレッド・アドラーです。 孤独を自ら選択すれば、わずらわしい他人から逃れ、誰にも気兼ねすることなく、自分の好きなことに没頭できます。それこそが「幸せな孤独」です。(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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