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NHK、今春“東京進出“果たした要注目の女子アナ3人!

文=上杉純也/フリーライター
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NHK、今春東京進出果たした要注目の女子アナ3人
「NHKアナウンス室」より

 NHKでは、毎年春にアナウンサーの人事異動が行われる。なかでも女子アナファンの間で話題となるのが、地方局から東京アナウンス室に配属された“東京進出組“の存在だ。そこで今回は、そんな東京進出組のなかから、初めて東京にやってきた女子アナに注目。今後期待したい3人をピックアップしてご紹介したい。

森田茉里恵アナ

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 まずは『NHKニュース おはよう日本』の平日5時台キャスターと、月~木の夕方に放送中の報道番組『ニュースLIVE ! ゆう5時』の中継リポーター・コーナープレゼンターを務めている森田茉里恵アナだ。

 兵庫県宝塚市出身。1992年12月25日生まれの現在29歳である。大阪大学外国語学部卒業後、2017年4月に入局した。大学時代はベトナム語専攻だったこともあり、2年間ベトナムに留学経験がある。その間、日本の文化を紹介するテレビ番組に出演したことも。また英語の語学留学もしており、トリリンガルという才媛なのである。

 大学3回生の15年4月には応募総数175人の中から兵庫県の親善大使“フラワープリンセスひょうご”に選出。1年間、県内外のイベントなどで兵庫県の特産品や農産物などのPR活動を行っていた。同年12月には総理大臣官邸を訪問し、当時の安倍晋三首相に淡路島の花卉(かき)を贈呈したこともある。

 NHKに入局後、初任地は新潟放送局。そこでは『新潟ニュース610』のキャスターを担当するなど、主に新潟県内のニュースや中継、リポートをこなしている。また、新潟県の魅力を特集する企画で19年3月7日には『あさイチ』に、19年5月18日には『NHKニュースおはよう日本』に出演。ともにナビゲーター役として東京のスタジオに登場したのだが、そこでのやり取りに加え、VTR中の生き生きとしたリアクションが実に印象的であった。

 20年春には仙台放送局へ異動し、土曜昼の地域情報番組『大好き♡東北 定禅寺しゃべり亭』の司会進行を担当。同時に『ニュースてれまさ845』など宮城県と東北地方のニュースをこなしている。さらに21年8月2~6日にかけて上京し、『おはよう日本』の平日5時台の代理キャスターを務めた。ちなみにその際、「朝早い時間に滑舌が良くなるように毎朝ラップをしていた」と語っている。

 そして今年、春の人事で東京アナウンス室へ異動。前述した2番組を担当することになったワケだ。ほぼニュース畑を歩んでいるが、それはNHKの女子アナらしい落ち着いた雰囲気の正統派美女ということもあるだろう。淡々とニュースを読む姿は、まさに“クールビューティー”という言葉がお似合いだ。

 仙台時代には近年のキャスターとしては珍しい眼鏡姿で出演していたこともあるが、普段みせる笑顔は、とてもキュートで可愛かったりする。いい感じのギャップになっていて、そこが森田アナの最大の魅力といえよう。

佐藤あゆみアナ

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 2人目は佐藤あゆみアナだ。先の森田アナと隔週で『おはよう日本』の平日5時台キャスターと『ゆう5時』の中継リポーター・コーナープレゼンターを務めている。出身地は静岡県静岡市で、1993年8月27日生まれの現在28歳。明治学院大学を卒業後の2016年4月に入局した。高校時代には吹奏楽部に所属し、テナーサックスを担当していたが、その母校は高校野球の名門・静岡高校だった。3年生だった11年の夏に同校野球部は甲子園出場を果たしており、その際にはアルプススタンドで演奏したという。

 大学時代はアルバイトで警備員をしていたという変わり種でもある。その一方でアナウンサーを目指し、テレビ朝日が運営するアナウンサー養成学校・テレビ朝日アスクを受講。そこでオーディションに合格し、14年9月からBS朝日の『News Access』に学生キャスターとして出演している。ちなみに、同時期の学生キャスターには現TBSアナウンサーの山本恵伽アナなどがいた。

 就職活動ではNHKと在京キー局のほか、地元静岡県の放送局などテレビ業界30社の採用試験を受け、3社から内定を得たという“ツワモノぶり”を発揮。結果、NHKに入局したワケだ。初任地の沖縄放送局では『ニュース845沖縄』など、沖縄県内のニュース・中継・リポートを主に担当。また、新人時代の16年10月27日には、夕方の『ニュースシブ5時』で沖縄からの生中継で全国放送デビューを果たし、17年1月24日からの3日間、新人アナとしては異例となる同番組のキャスターやリポーターなどを務めたこともある。

 18年3月には春の人事で地元の静岡放送局に異動。平日夜の報道番組『NHKニュース たっぷり静岡』のリポーターやキャスターを務めるなど、静岡県内のニュース・中継・リポートに携わることとなる。19年には2月と5月に、リポーターとして『あさイチ』に出演したほか、8月下旬には『首都圏ネットワーク』で代理キャスターを務めている。21年7月末には『おはよう日本』でも代理キャスターを任された。佐藤アナも一歩一歩着実に報道系番組で実績を積み上げてきたことがわかる。

 また、静岡時代の注目エピソードとして、ラグビーワールドカップを盛り上げるための共同PR企画として民放の静岡第一テレビの夕方のワイド番組『まるごと』への出演が挙げられる。その際、佐藤アナが大学時代に同番組の前身である『○ごとワイド』で街頭インタビューを受けていた映像が放送されたのであった。

 そして今年、春の人事で東京アナウンス室へ異動。森田アナと隔週で『おはよう日本』と『ゆう5時』を担当することになった。注目は森田アナとはタイプが違う点だろう。“クールビューティー”森田アナに対し、佐藤アナは小学生のころから通しているという“ショートカット”がトレードマーク。なんといっても、爽やかでキュートなルックスが印象的だ。“小動物”のようで可愛いし、SNS上では「有村架純に似ている」という声も多数あるほど。学生キャスター出身だけあって、高いアナウンス技術も見逃せない。

 森田アナと佐藤アナ、そのタイプの違いを比較しながら観てみるのも面白いのではないだろうか。

吉岡真央アナ

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 最後の3人目は、週末の新番組『サタデーウオッチ9』と『ニュースウオッチ9』でリポーターに起用された吉岡真央アナである。福井県福井市出身で慶應義塾大学法学部を卒業後、18年4月に入局。初任地の高知放送局で4年間過ごし、この春の異動で東京へ。生年月日が不明なため正確な年齢はわからないが、今年で大卒5年目ということから27~28歳と推察される。

 高知時代は夕方の情報番組『こうちいちばん』のリポーターを担当したほか、県内のニュースや中継、リポートを精力的にこなしている。なかでも印象的だったのは、1年目の7月と9月の出来事だ。なんと西日本豪雨特設ニュースと台風24号特設ニュースに登場。高知放送局から2度にわたって災害状況を全国放送で伝えたのである。さらに『あさイチ』にも、リポーターとしてたびたび出演。昨年9月上旬には代役で『ニュースウオッチ9』のリポーターも務めている。

 20年には、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために第44回全国高等学校総合文化祭(2020こうち総文)がインターネット上での開催となったことを受け、高知放送局は地域向けニュース番組で特別企画を立ち上げたのだが、これは吉岡アナの提案がきっかけだった。

 高知放送局赴任後には、地元のよさこいチームに入会し、第66回よさこい祭りや原宿表参道元氣祭り・スーパーよさこい2019に踊り子として参加もしている。彼女の仕事ぶりは、まず地域に馴染むことから始まり、そこから深く密着した丁寧な取材が目立っているのである。要は“現場主義”を貫いているといえる。だからこそ、東京では2つの報道番組を任されることになったのだろう。

 キュートで愛らしく爽やかなルックスが印象的な吉岡アナだが、それを象徴する企画があった。

『四国あるある選手権』という動画で、彼女が高知県出身の歌手・岡本真夜のヒット曲『TOMORROW』の替え歌で“高知のあるある”を踊りながら紹介したのだが、その姿はかなり弾けていて、“ザ・民放のアイドルアナ”という感じだった。

 さらに、番組ではしばしば被り物をするなど“お遊び企画”も全力でこなしたかと思えば、真剣な状況でのリポートも的確にこなす。硬軟を自在に使いこなせる点も魅力なのである。NHKらしい安定感あるアナウンス力も見逃せないところだ。

 このほか、福岡放送局に在籍したまま、『ブラタモリ』の新アシスタントに抜擢された野口葵衣アナにも注目してほしい。

上杉純也/フリーライター

上杉純也/フリーライター

出版社、編集プロダクション勤務を経てフリーのライター兼編集者に。ドラマ、女優、アイドル、映画、バラエティ、野球など主にエンタメ系のジャンルを手掛ける。主な著作に『テレビドラマの仕事人たち』(KKベストセラーズ・共著)、『甲子園あるある(春のセンバツ編)』(オークラ出版)、『甲子園決勝 因縁の名勝負20』(トランスワールドジャパン株式会社)などがある。

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