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ソニー、新主力事業モバイルで挑む“最後の聖戦”…高機能路線でアジア出遅れ懸念も

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 高価格帯の品揃えを中心にしながらも、「シェアは重要」(ソニー幹部)である以上、いかに量の拡販につなげるかは大きな課題だ。スマホ最大市場の中国ではサムスン、アップルを抑え、レノボやファーウェイが上位を占める。先進国とは競争原理が異なるのは後続集団には商機でもあり、各社は着々と手を打っている。

 体制を整えてから新興国へ打って出る構えのソニーだが、アジア市場の出遅れは致命的となりかねない。テレビに代わる主力に位置づけるモバイル事業の躍進がなければ、ソニーの復活は遠のいていくにちがいない。
(文=江田晃一/経済ジャーナリスト)

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