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ただ、今回の件については、そもそも制作サイドに『批判を浴びるかもしれない』という問題意識がなかったのではないでしょうか。実際に私も、『この程度のことでいちいち抗議を受けていては、ちょっと厳しい』というのが本音で、制作現場の委縮を招き、ますますテレビがつまらなくなりかねないという不安すら感じます。フジテレビの放送見送り発覚後に放送された『ロンドンハーツ3時間SP』(テレビ朝日系/6日放送)内で、タレントの大久保佳代子(オアシズ)が小保方氏のものまねを行うシーンが流されましたが、放送後に司会の田村淳(ロンドンブーツ1号2号)は『流石ロンハースタッフ!』と臆面もなくTwitterに投稿しています。まさしくこれが、制作サイドの意識を象徴しているのではないでしょうか」
今回のフジテレビの問題は、テレビ番組制作サイドと社会の“感覚のズレ”が生んだともいえるのかもしれない。
三木弁護士は今回のフジテレビの放送見送りについて、「ネット上に動画が残り、『阿呆方さん』という名前が半永久的に残っていくのであれば、予告だけで問題があるのではないか」と指摘し、今後の対応は検討するとしている。また、「関心の表れとは思うが、あくまで一私人であり、弱い立場にある小保方氏を叩くようなことはやめていただきたい」と、バラエティ番組などで小保方氏を笑いのネタにする動きに自粛を求めている。
(文=編集部)
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