歌手の浜崎あゆみが5日に配信限定シングル「オヒアの木」をリリース。同曲は浜崎にとって初の日本語タイトル曲で、2018年8月に発売したミニアルバム「TROUBLE」以来、約2年ぶりのリリースとなる。
浜崎といえば、昨年末に第一子となる男児を出産していたことが明らかに。今回リリースする「オヒアの木」には我が子へのメッセージが込められているといい、ファンからは「歌詞が素敵」「感慨深い」「あゆの歌声が優しすぎて涙が出てくる」と好意的なコメントが寄せられている。
「今回タイトルにも使用されている『オヒアの木』はハワイの固有種です。『レフア』と呼ばれる花が咲き、レイなどを作る際にも使われています。ただオヒアは、『火山の神ペレが青年オヒアに一目惚れしたものの、オヒアにはレフアという恋人がいたためペレを拒絶したところ、ペレが怒ってオヒアを醜い木に変えた。ほかの神々は、恋人を木に変えられたレフアを憐れんで、木となったオヒアに咲く美しい花にレフアを変えてあげた――』という悲しい恋の伝説が語り継がれている木でもあるため、ネットでは『なぜ我が子と自分をレフアとオヒアに例えたのか不思議』『親目線な感じがしない』との声が聞かれているのです」(芸能ライター)
宇多田ヒカルや安室奈美恵の楽曲と「我が子ソング」比較まで
浜崎のように女性アーティストが母目線での楽曲を発表することは珍しくなく、宇多田ヒカルは2017年12月リリースの「あなた」、2018年9月に引退した安室奈美恵は2001年8月リリースの「Say the word」と2017年5月リリースの「Just You and I」でそれぞれ母としての想いをつづっており、同じ母という立場でもある女性ファンを中心に大きな共感を集めていたが……。
「『オヒアの木』は『乗り越えられた』といったニュアンスの歌詞があるものの、浜崎の子どもはまだ生後半年を過ぎたばかり。そのため、一部からは『まだ半年くらいしか育てていないのに何を乗り越えたんだろう』『母親として共感できない』といった声のほか、宇多田や安室が過去に発表した母目線の楽曲と比較する声まであります。年末には、産後1カ月程度でステージ復帰していたことについて、『赤ちゃんのことを最優先に考えて』『高齢出産なのに大丈夫?』と心配の声が寄せられていた浜崎ですが、今回は、楽曲を通して母親としての考え方を問われる事態となっています」(同)
「オヒアの木」は7日17時時点のiTunes総合ランキングで7位を獲得しており、賛否はあれど、久々に本業である音楽で注目を集めることとなった浜崎。今後も母として、アーティストとして躍進し続けてほしい。