同誌は捜査関係者の証言として、今年夏頃から捜査が始まり、薬物仲間としてミュージシャンや五輪選手の名前も浮上しているという内容を紹介している。さらに、離婚前に家族で住んでいたマンションが現在は区から差し押さえられているほか、清原個人の銀行口座に残高が9000円弱しか残っていないほど、金銭的に苦しい状況にあるという。
名門大学付属校に通う2人の子供に恵まれた、元スタープロ野球選手と元モデル――。一見華やかにみえる結婚生活は、どこで歯車が狂ってしまったのだろうか。
「清原は2008年の引退後、『ドラフトでの因縁がある読売ジャイアンツに移籍後スランプに陥った時がこれまでの人生で一番辛かったが、もう野球ができない今のほうがもっと辛い』と周囲にこぼしていました。精神的にも不安定になり病院で処方された精神安定剤を服用するほど深刻で、一時は仕事ができなくなりメディアから姿を消した時期もありました。復帰後も取材中に薬の副作用で呂律が回らなくなったり、意識が少し朦朧として目の焦点が定まらなくこともあったようです。そんな清原を献身的にサポートしていたのが亜希夫人であり、清原の仕事現場でも付きっきりでそばにいて見守っていました。しかし、相変わらず切れそうにない愛人との関係や薬物疑惑報道などが重なり、とうとう亜希夫人も愛想を尽かせたのではないでしょうか」(週刊誌記者)
繊細な“番長”
“番長”の愛称で親しまれるほど豪快なキャラクターで知られる清原が、それほどまでに精神的に追い込まれていたとは意外にも思えるが、実は現役時代から繊細な面が垣間見えることがあったという。
「現役時代の清原は、ナイターの試合後によく大勢の後輩を連れて夜の街に繰り出していましたが、その後輩の中にはまだ未成年のルーキーがいることもあった。そんな時に写真週刊誌などの突撃取材を受けると清原は、『俺のことはいくら写真を撮ってもいいが、記事でアイツのことには触れないでくれ』などと記者と交渉し、ルーキーをかばうこともありました。そうした清原の繊細な一面が、チームメイトから信頼を集める結果になっていたのです」
スター性という才能に恵まれた清原だけに、離婚や薬物疑惑などの重なる試練を乗り越え、OBの立場から人気低迷が叫ばれるプロ野球界活性化のために力を発揮してほしいと望むファンは多いはずだ。
(文=編集部)