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ツイッターアカウント流出事故にみるフィッシングサイトの実態

フェイスブックは、毎日60万件以上不正アクセスされている!

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なんてことも!?(「Thinkstock」より)
 5月9日、CNNなどがツイッターのアカウント情報が流出したことを報じた。ツイッターなどのSNSで生じている「アカウント乗っ取り」は、少なくとも毎日60万件以上との調べもある。

 すでに前日の5月8日には、ツイッターアカウント情報(IDとパスワード)が5万5000件分も流出したとの報道が飛び交っていた。IDとパスワードが流出すれば、不正にログインされてしまう。

 この種の不正ログインは、「アカウント乗っ取り」とも呼ばれる。アカウントを乗っ取ることで、交友関係からさらに個人情報を探り出したり、スパム行為に加担させられるおそれもある。また、勝手にツイートされることで、名誉を毀損されるような事態も考えられるだろう。

 こういった危険性から、ツイッターアカウント情報流出は問題視されることとなったわけだが、報道直後の10日に、ツイッターから情報が流出したわけではなく、ほかのウェブサイトからの情報流出であることがツイッター社から発表された。さらに、流出したアカウント情報の大半は、スパマー(スパム業者)によって使われているアカウントだということも判明している。

 その上で、ツイッター社はユーザーに対して「ログインするサイトが信頼できるサイトかどうかをご確認下さい」(ツイッター社ブログ)などの注意を促している。ネット上には、ツイッターのアカウントを利用したサービスを展開しているウェブサイトが数多く存在する。その中には、ツイッターの利便性を向上させるきちんとしたサービスがある一方で、アカウント情報を騙し取る目的で設置されたフィッシングサイトも存在するのである。

 なお、フィッシングサイトとは、個人情報を盗み出すために作られたウェブサイトのことだ。フィッシングは、個人情報を盗み出す行為を指す。一般的には、実在する銀行やクレジットカード会社、オンラインショッピング会社などを装って、カード番号やパスワードといった個人情報を盗み出す詐欺行為が多く見られる。ちなみに「フィッシング」の綴りは「fishing」ではなく「phishing」となっている。

 ツイッターだけでなく、ほかのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)でも、以上のようなアカウント乗っ取りは起きている。日常的に行われていると言ってもよい。

BusinessJournal編集部

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