(「キリン」HPより)
アサヒとキリンの国内酒類で格差拡大、「ノンアル」でも明暗 – ロイター(8月10日)
ビール業界の2強であるキリンとアサヒ。しかし、アサヒが営業利益率を11.6%と前期よりも若干の改善をした一方、キリンは7.4%と前期の8.1%から悪化を予想している。7月は天候不順のため市場全体が大きく低迷したが、中でも爆発的な盛り上がりをみせるノンアルコール市場に対応しきれずにいるキリンは、ほかのメーカーと比較して下げ幅が著しい。この状況の打開策として、同社ではキリンホールディングスの下に、新たに総合飲料会社「キリン」を設置することを発表。三宅社長によれば「ビールとビバレッジが別々の事業としてブランドを開発し、価値を高めようとすると悪循環が断ち切れない」ということだが、はたしてこの決定は根本的な問題解決となるのだろうか……?
“ノンアルコール”新味が続々! 主婦らが市場牽引 – ZAKZAK(8月24日)
ビールのみならず、梅酒や酎ハイ、ワインなど、各社ではさまざまな種類のノンアルコール飲料を発売している。本記事によれば、このノンアルコール飲料を牽引するのはメインターゲットである外食の機会が少ない主婦層。特にアルコールを絶たなければならない妊娠中の女性にとって、ノンアルコール飲料は飲みたい気分を沈めてくれる強い味方だろう。サントリーの調査では国内ノンアルコール市場はカクテル・酎ハイ風味飲料が昨年度の4割増。しかも、ノンアル飲料は酒税がかからないことから、利益率も高い。主婦の心をガッチリと掴み、ノンアル市場の覇者となるのは一体どのメーカーなのか?
ノンアルコール梅酒、梅ジュースとどこが違う? – Excite Bit(8月24日)
誰もが感じるこの疑問をサントリーの広報部に直撃した本記事。同社のノンアル梅酒は味わいや香りが本物の梅酒に近く「梅ジュースとは明らかに違います」ということ。また、梅ジュースとノンアルコール梅酒ではその製法も異なっており、ノンアルコール梅酒は、一度梅酒を作ってから、アルコール分を抜き取る作業を行なっている。さらに、勢い猛々しいノンアルコール梅酒が梅酒の出荷量を追い越してしまったのでは? という疑問に対しては「絶対数ではアルコールを含むもののほうが圧倒的に多い」と回答している。