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転職エージェントを使ってはいけない?【1】

人事採用担当者覆面“本音”座談会「転職に失敗する人の条件」

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「Thinkstock」より
「パナソニック、本社社員を7000人から一気に数百人へ」
「シャープは5000人、NECは1万人の人員削減」

 かつて、日本経済の牽引役となった大企業。そこへ入社さえできれば、定年までの雇用と高額の退職金が約束された時代は、とうに終わったとの声がよく聞かれる。リストラや賃金ダウンで、転職を強いられる人もいるだろう。

 そこで今回、

「知られざる転職の常識とは?」
「転職に失敗する人/成功する人の共通点とは?」

などについて、日本企業の現役の人事採用担当者4人に、語ってもらった。

――失敗する転職者の共通点は何でしょうか?

C 転職エージェントに頼り切りの人はだめ。

A 「本人が何をしたいの?」ですね。「本当に自分のやりたいことがあるので転職する」というのでないとシンドい。「転職するから年収が上がる」ではない。自分にない経験を手に入れるのだったら、10年後を見据えて、年収が下がることもあり得る。大手に行ったからハッピーになれるわけでないし、年収を下げても、「とにかくこの企業で、こういう仕事をして、こういう経験を積みたい」という人でないとだめです。今どき、お膳立てしてくれる会社はない。みんな、幻想を抱いている。

 別にいいんですよ、転職の動機がお金でも。でも、そのために何をするかです。「営業だけど早く帰りたい」とか、「福利厚生はどうなっているのか」とか、そういう意識の人は転職先では持たないでしょう。

D 転職エージェントは使い方次第だと思いますよ。R社さん、I社さんとか、ある種デパートです。自分は何ができるかわからないけれど、とりあえず転職したいという人のための、「候補先のウィンドウショッピング」としてなら使ってもいい。でもデパートで見て、本当に良い物を買いたいのなら、専門店に行ったほうがいい。「本当に自分がこれをやりたい」というのなら、それに強い転職エージェントに行ったほうがよい。会社側もデパート型のエージェント会社には、簡単なポジションしか求めていない。

何を手に入れたいのか?

――「自分がこの会社で何をしたいか?」が明確な人が、成功するわけですね。

A 会社ではないでしょう。「あなたが3年後に何をしたいか、5年後にどうか?」ですね。

B 「10年後に独立したいから、御社でこれとこれを手に入れたい。その代わり、これは提供できる」と言ってくれたほうが採用しやすい。

C 「これをやりたいのでこれから8年間は死ぬ気で働きます」と言ってくれたほうが楽です。

D 単純に会社のネームバリューや憧れだけで「とにかく頑張ります」という人は、それでやれるのだったら「やって」という感じですね。大きい会社同士の合併もあるし、ここで頑張ると言っても、10年後に会社があるかどうかもわからない。

B でも、そういう人が多いですね。