9月18日発売の「週刊新潮」(新潮社/9月26日号)は、あの大物司会者・みのもんたの次男逮捕、そして引退時期について報じている。
以前、当連載でもお伝えしたみののセクハラ疑惑(『みのもんたセクハラの常習の実態「後ろから抱きつき…」銀座のクラブでは女性にパワハラ?』)。今月9日から、みのは情報番組の司会者としては極めて異例の今年2度目の夏休みを取ったため、セクハラ疑惑との関係が疑われたが、実は8日までに次男が逮捕される可能性を知っていたため、不自然な休みを取ったとも報じられている。そして11日、警視庁捜査3課は、不正に入手した他人名義のキャッシュカードを使い現金を引き出そうとしたとして、みのの次男で、日本テレビ社員の御法川雄斗容疑者を窃盗容疑で逮捕した。
これを受け、みのは同日、ファックスで謝罪のコメントを発表。13日には神奈川県鎌倉市にある自宅前で記者会見に臨み、次男について「家族とはいえ、もう30を過ぎた男の別の人格」とは言いつつも、「どうしても家族の一員、次男という気持ちは切っても切れない」「父親として息子のことも信じたいし、日本の治安を守っている警察も信じたい」と憔悴しきった様子で話し、司会を務める『みのもんたの朝ズバッ!』『みのもんたのサタデーずばッと』(共にTBS系)への出演を自粛すると発表した。
一方で、報道陣から「引退するのか?」と聞かれたみのは、逆ギレして引退を否定したという。しかし、みのは約2年前の2011年9月23日に放送された『真実発掘ミステリー 歴史はこうして作られる』(日本テレビ系)で引退する旨を発言しているのだ(その後撤回)。「日刊サイゾー」の記事『「引退はしない!」報道陣に逆ギレのみのもんた 明らかになる暴力団との蜜月関係』によれば、この発言の裏には、みのと暴力団との不適切な関係があり、TBSの内部調査に対し、みのも暴力団との関係を認め、引退を覚悟していたという。
また新潮の記事は、みのの謝罪会見は計算されつくしたものであったと指摘している。会見が行われたのは金曜日の午後4時。この時間からスタートすれば、『ミヤネ屋』(読売テレビ系)で生中継されることもなく、かつ土日の芸能情報番組は身内であるTBS系の『サンデー・ジャポン』と『アッコにおまかせ!』のみ。これらの番組でみのへの批判が展開されることはないので、金曜日に記者会見を開けば、ダメージは最小限に食い止められるという裏の事情があったようだ。
今回の次男の事件で気になるのが、窃盗未遂にも関わらず、所轄の愛宕署ではなく警視庁捜査3課が動いていること。それには次男が逮捕前の再三の出頭要請にも応じず、日本テレビの聴取にも自分に都合のいいことしか話さないため、捜査員の反発を招き、本庁が動き、おおっぴらに公表されることになったと新潮は報じている。また次男の過去の素行について、ネット上でも度々話題になっている。
暴力団との不適切な関係まで明るみに出たみのは、このまま芸能活動を続けられるのか? はたまた異論反論が続出している「30を過ぎた別の男の人格」の責任を取って、芸能界を去るのか? みのの出方に注目が集まる。
(文=本多カツヒロ)