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都道府県間の東大・京大進学率、深刻な格差と意外な調査結果 青森は奈良の40分の1

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 一方、意外であったのは教育県のイメージがある長野は34位、首都圏のベッドタウンで教育熱心な印象の強い埼玉が36位とふるわなかったことだ。もっとも「長野が教育県というイメージは過去のもの」(調査会社社員)、「東京に隣接する埼玉や千葉の成績最上位層は、通学が可能な都内のトップ進学校に流れやすい」(学習塾関係者)との指摘もある。

 一説によれば、奈良をトップにした立役者である県下の有力進学校、東大寺学園、西大和学園も他府県からの越境組は多いという。ただこれはほとんどの私立進学校にも共通することであり、2位以下を引き離す進学力の高さは特筆されてよいだろう。

 逆に最下位になった青森、沖縄、岩手などは東大、京大から遠い地理的な不利はあるにしても、教育の地域格差の深刻さを示しているように映る。たとえば青森の高校生の東大、京大に合格する確率は、トップである奈良の40分の1にすぎない。今後は、こうした都道府県間の格差是正も大きな課題となってくるだろう。
(文=島野清志/評論家)

【2014年 都道府県別の東大・京大進学率】


※以下、順位、都道府県名、高校生総数、東大・京大合格者数、進学率

1位:奈良、38,000、274、0.00721
2位:京都、72,000、348、0.00483
3位:東京、315,000、1244、0.00395
4位:兵庫、144,000、478、0.00332
5位:大阪、232,000、617、0.00266
6位:広島、75,000、155、0.00207
7位:愛知、195,000、396、0.00203
8位:石川、32,000、61、0.00191
9位:滋賀、39,000、74、0.00190
10位:神奈川、201,000、378、0.00188
11位:富山、29,000、54、0.00186
12位:香川、26,000、46、0.00177
13位:岡山、55,000、97、0.00176
14位:鹿児島、50,000、86、0.00172
15位:和歌山、29,000、43、0.00148
16位:愛媛、37,000、53、0.00143
17位:福井、24,000、34、0.00142
18位:岐阜、57,000、76、0.00133
19位:福岡、134,000、177、0.00132
20位:三重、51,000、65、0.00127
21位:鳥取、16,000、18、0.00113
22位:長崎、42,000、47、0.00112
23位:山梨、27,000、30、0.00111
24位:静岡、102,000、108、0.00106
25位:高知、21,000、22、0.00105
26位:茨城、80,000、83、0.00104
27位:千葉、152,000、155、0.00102
28位:熊本、51,000、51、0.00100
29位:佐賀、26,000、25、0.00096
30位:島根、20,000、19、0.00095
31位:山口、36,000、32、0.00089
32位:徳島、21,000、18、0.00086
33位:宮崎、34,000、29、0.00085
34位:長野、60,000、51、0.00085
35位:新潟、64,000、54、0.00084
36位:埼玉、178,000、134、0.00075
37位:群馬、54,000、40、0.00074
37位:大分、34,000、25、0.00074
39位:栃木、55,000、35、0.00064
40位:北海道、139,000、87、0.00063
41位:秋田、29,000、16、0.00055
42位:宮城、62,000、33、0.00053
43位:福島、57,000、24、0.00042
44位:山形、34,000、14、0.00041
45位:岩手、38,000、11、0.00029
46位:沖縄、48,000、9、0.00019
47位:青森、40,000、7、0.00018