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シャンプーや洗剤、体内に蓄積されがんや脳疾患の危険?恐ろしい経皮毒に気を付けろ!

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「Thinkstock」より
経皮毒」という言葉をご存じでしょうか。2005年に、『経皮毒-皮膚から、あなたの体は冒されている!』(竹内久米司・秋津教久/日東書院)という本が刊行されてから広まった言葉です。

 経皮毒については賛否両論あり、医師や化粧品メーカー、化学者、薬品メーカーなど、それぞれの立場から多くの意見が発せられていますが、危険が警鐘され始めてから10年たった今でも見解は大きく分かれています。

 化学者をはじめとする経皮毒否定派は、自然派化粧品メーカーなどが自分の商品を売り込むために、経皮毒の危険を煽っていると主張します。一方、経皮毒の危険について警鐘を鳴らす人たちは、化粧水やシャンプー、ハンドクリームなど、数え切れないほどの日用品に危険な化学物質が使用されているため、メーカー側が真実を隠していると批判しています。

経皮毒とは?

 人間が物質を体内に取り込む経路は3つあります。飲食物を口から取り入れる「経口吸収」、呼吸によって取り入れる「経気道吸収」、皮膚から吸収する「経皮吸収」です。経皮毒は、学術用語ではありませんが、経皮吸収によって有害な物質を体内に取り入れてしまうことを指します。

 食べ物に気をつけている人でも、意外と経皮毒には無頓着なことも多いようです。しかし、経皮吸収された物質は一度体内に吸収されると、排出されにくいことから経口吸収よりも危険といわれています。経口吸収された化学物質は、肝臓を中心とした器官を経由して分解、排出されます。肝臓で分解できずに蓄積する物質もありますが、多くは数日中に排出されます。

 一方、経皮吸収された化学物質は10日たってもその10%ほどしか排出されません。消化や分解されず、皮下脂肪や子宮などに蓄積されます。経皮吸収の場合の化学物質分解率は、わずか2%といわれています。

 経費毒否定派は、否定の根拠として皮膚の固いバリア構造を挙げます。実際に、皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3つの層からなり、トータルで8つのバリア構造で外部からの侵入を防ぐ構造になっています。微生物やウイルスなど、自然界に存在するもので、このバリアを通過できるものはないといわれています。しかし、薬品メーカーや化粧品メーカーなどの努力の結晶として、この皮膚のバリア構造を破って体内まで届く物質が開発されています。皮膚の奥から肌質を改善する化粧品、シールを貼るだけで喘息などの気管支疾患をやわらげる薬など、皮膚を通り抜ける物質はいまや多数あります。