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中畑清ベイスターズ監督、遺伝子を語る「ときどき、ピピッと信号が送られてくる」

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 昨年8月、ディー・エヌ・エー(DeNA)の子会社、DeNAライフサイエンスが遺伝子検査サービスMYCODE(マイコード)を開始し、IT企業が遺伝子関連事業へ乗り出したことが話題を呼んだ。

 DeNAといえば、同社が運営するプロ野球球団、横浜DeNAベイスターズが思い浮かぶ人も多いだろう。チームとしての成績だけでなく、観客動員数の増加など経営面で話題に上ることも増えてきた。

 今回はそんなDeNAベイスターズ監督の中畑清氏と、今年1月にDeNAベイスターズのオーナーに就任したDeNA創業者で現在は同社取締役会長を務める南場智子氏に、「社員や選手の健康」というテーマで語ってもらった。

横浜DeNAベイスターズ監督の中畑清氏

南場智子氏(以下、南場) 今日はお忙しいところありがとうございます。

中畑清氏(以下、中畑) こちらこそ横浜スタジアムまで来ていただいてありがとうございます。今日は何でも話しますよ!

南場 話していいことだけにしてくださいね(笑)。では、まずは監督の選手の健康に関する考え方をお伺いします。選手がいいプレイをするためには、精神的な状態だけじゃなくて健康状態も大切ですね?

中畑 もちろんです。マイナスを跳ね返すパワーというのは体の元気から生まれるものですから、アスリートにとっていちばん大事なのは健康だと思っています。

南場 監督は選手の健康管理で気をつけていることはありますか。

中畑 暴飲暴食。

南場 えっ?

中畑 いや、暴飲暴食ができるということが健康である、と思ってるんです。それができなくなったら危険信号だよと。

南場 ああ、なるほど。選手に暴飲暴食を勧めているのかと思ってしまいました。確かに暴飲暴食できるというのは、健康な証しですよね。

病気の発症リスクがわかる


中畑 逆に南場さんは、DeNA社員の健康のために気をつけていることはありますか。

南場 社員のためもあるのですが、日本中の人たちの健康のために、いま私たちはMYCODE(マイコード)という遺伝子検査サービスを提供しています。本対談のテーマでもありますが、これは東京大学医科学研究所とDeNAライフサイエンスの共同研究で開発されたものです。肺がんや胃がんなど何種類ものがんや、糖尿病や高血圧などの生活習慣病など「最大150種類の病気」と、肌質や髪質、太りやすさなど「最大130項目の体質」の遺伝的傾向が調べられます。

中畑 合わせて280項目も! それはすごいですね。

南場 生まれ持った遺伝子を調べることで、それぞれの病気について、日本人平均の何倍の発症リスクがあるかがわかるわけです。例えば「胃がんになるリスクが日本人平均より2.2倍高い」などです。