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ココナッツオイルの「効果」に疑問?間違うと無意味?植物油は認知症の危険

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「Thinkstock」より
 先日、ある女性誌で植物油の特集が組まれていました。若い女性に人気のモデル、ミランダ・カーさんが食べている美容オイルとして一躍ブームになったココナッツオイルや、グレープシードオイルなどが取り上げられ、それぞれの効能が記されていました。

 最近はこうした植物油の特集を組む雑誌も多く、いろいろな植物油への関心が高まっており、それはそれで良いことだとは思うのですが、残念ながらどの雑誌でも本当のことは書かれていません。

 例えば、ココナッツオイルは、メアリー・T・ニューポートというアメリカの小児科医が、若年性アルツハイマー病を51歳で発症した夫にココナッツオイルを食べさせたところ劇的に症状が改善し、その体験を詳しく報告した著書『アルツハイマー病が劇的に改善した! 米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能』がベストセラーになり、日本でも注目されるようになりました。

 ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸の働きがアルツハイマー病の症状改善をもたらしたと考えられています。しかし、誰にでも効果があるのではなく、その効果はアメリカで3人に1人との報告もあります。さらに、予防効果については未知数だそうです。

 しかし、このことがきっかけとなってココナッツオイルが持つ美肌やダイエットなど、ほかの効能にも注目が集まり、ミランダ・カーや日本のタレントが美容オイルとして使っていることで、一躍ブームが始まりました。

 こうしたココナッツオイルの持つ効能は良いとしても、脂肪酸は三大栄養素のひとつである脂質の主成分なので、ココナッツオイルを単体で摂取しても意味がありません。本連載で何度も述べてきたように、リノール酸の過剰摂取をやめ、不足しがちなオメガ3脂肪酸(DHA、EPA、アルファリノレン酸)を毎日摂取するという「必須脂肪酸バランスの良い食生活」ができた上でココナッツオイルの効能も意味あるものになります。