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“安倍首相批判の急先鋒”菅野完氏、7年前の強制わいせつ未遂容疑で書類送検が臆測呼ぶ

文=編集部
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“安倍首相批判の急先鋒”菅野完氏、7年前の強制わいせつ未遂容疑で書類送検が臆測呼ぶの画像1ノンフィクション作家の菅野完氏(写真:日刊現代/アフロ)

 森友学園問題の追及で話題を呼んだノンフィクション作家・菅野完氏が、強制わいせつ未遂の疑いで警視庁代々木署に書類送検されていたことが判明した。“反安倍派”といわれている人物とあって、インターネット上で大きな注目を集めているようだ。

 報道によると、菅野氏は2012年に40代の知人女性に対して性行為を強要。ベッドに押し倒すなどの行動におよび、事件後に被害女性から慰謝料を求める訴訟を起こされた。東京地方裁判所の一審判決で110万円の支払いを命じられ、減額を求めて控訴するも、18年に東京高等裁判所が棄却。菅野氏が受け入れたため、賠償命令が確定していた。

 菅野氏は17年に発覚した森友学園への国有地払い下げをめぐる問題で、森友学園の籠池泰典理事長(当時)と接触。記者会見で「現職閣僚のひとりが籠池氏に数百万程度の現金を渡していたと聞いた」と明かしたほか、「籠池さんの持っているものが全部出てきたら内閣が2つぐらい飛ぶと思う」など“爆弾発言”で話題を呼んだ人物だ。

 また、18年には「週刊現代」(講談社)が、アメリカで二度の女性暴行を働き、逮捕された菅野氏の経歴をスクープした。「二度目の逮捕では、裁判所に出頭しないまま国外逃亡を果たした」などと詳細が報じられている。ツイッターでこの報道を取り上げた参議院議員・和田政宗氏は、賠償命令を受けた過去と合わせて「これでも一部メディアは『問題ない』として、菅野氏を起用し続けるのだろうか」とコメントしていた。

 今回の書類送検を受けて、ネット上では「何度も事件を起こしているような人物が作家を名乗っていていいのか」「強制わいせつ未遂に女性暴行。たたけばもっと出てきそう」「警察と検察には埋もれた類似事件がないか、徹底して捜査してほしい」といった声が続出している。

 一方で、元TBSワシントン支局長の山口敬之氏を引き合いに出す声も多い。山口氏といえば、ジャーナリスト・伊藤詩織さんから暴行被害を訴えられた人物だ。しかし、警察が逮捕に向けて動くなか、突如として逮捕状執行が取り消され、逮捕・起訴には至らず、その不可解な捜査展開が国際的な関心を集めた。

 安倍晋三政権について書かれた『総理』『暗闇』(ともに幻冬舎)などの著書で知られる山口氏は、“安倍首相と懇意にしている記者”として知られている。それだけに、「安倍政権によって事件がもみ消されたのではないか」といった臆測を呼び、今も「政府の圧力によって捜査が中止された」との見方もある。

 今回、菅野氏が書類送検されたことで「菅野完と山口敬之は何が違うんだ?」「山口こそ、きちんと捜査して逮捕なりされるべきでは」という声が上がっており、山口氏にも再び注目が集まっている。また、菅野氏の事件が7年前であることから、「そもそも、なんでこんな昔の事件で今さら書類送検なの?」「裏がありそう」と勘ぐる声まで出ている。

 いずれにしても、性犯罪は根絶しなければならない問題であり、どちらの事件も真相解明が先決だ。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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